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目に良い食べ物・栄養素と調理法

抗酸化作用のあるβ-カロテンとルテインを摂ろう!焼き立て「かぼちゃとパプリカのおかずパン」

ホームベーカリーの普及もあって最近は、ご家庭でパン作りをされているという方も多いのではないでしょうか。ちょっぴり手間はかかるけれど、焼き立てを家庭で味わえるというのが、パン作りの魅力ですよね。

今回紹介するレシピは、朝食や昼食にもおすすめな「かぼちゃとパプリカのおかずパン」。かぼちゃとパプリカには、抗酸化作用をもつβ-カロテン(ベータカロテン)とルテインがそれぞれ含まれているので、ビタミンや栄養バランスの観点からもぜひ摂りたい野菜です。

β-カロテンとルテイン、眼科医もおすすめする2つの栄養素をもつレシピを紹介します。

抗酸化作用のあるβ-カロテンとルテインを摂ろう

β-カロテンとルテインは、動植物に存在する黄色または赤色の色素成分であるカロテノイドの一種です。カロテノイドは、強い抗酸化作用をもつことで知られています。

抗酸化作用とは、老化に関連する活性酸素を除去する作用があると考えられているんですよ。

そのため、β-カロテンやルテインは目のためにも摂りたい栄養素としてすすめている眼科医もいるようです。目をいたわりたいときに、意識してみるといいかもしれませんね。

朝食にもぴったりの「かぼちゃとパプリカのおかずパン」の作り方

材料(4個分)

【材料 A】

・★強力粉 75g

・★ドライイースト 小さじ1

・★砂糖 大さじ1

・水 65~75cc

【材料 B】

・強力粉 75g

・塩 小さじ1/2

・無塩バター 20g

【具材】

・赤パプリカ 1/2個

・かぼちゃ 160g

【マスタードソース】

・マヨネーズ 50g

・マスタード 小さじ1

材料選びのアドバイス「パプリカは色が大事」

パプリカは色の違いで、栄養素の量が変わります。パプリカの中で比べると、赤パプリカにはβ-カロテンは多いのですがルテインは含まれていません。また、橙パプリカのβ-カロテンは赤パプリカに比べると少ないのですが、ルテインが含まれています。

今まで何となくパプリカを選んでいた方は、そんな成分量の違いも意識しながら選んでみましょう。

作り方

①パン生地を作る:【A】の★材料をボウルに計り入れ、水はイーストに直接かかるように入れ、木べらでよく混ぜる。

②【B】の材料を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜ、ボウルに粉が残らない程度に生地がまとまったら台に移して手でこねる。

③生地が均一になったら丸め直し、生地の表面を張らせるようにまとめ、反対側はつまんで閉じます。とじ目を下にしてボウルに戻し、ラップをかけて発酵させる。(40℃25分)

※夏場など部屋が暖かい場合は室温でも発酵させることができます。発酵時間と温度は目安です。元の生地から1.5〜2倍になったら発酵完了です。

④具材を準備する:かぼちゃは5mm程度の厚さに切り、電子レンジで温め、やわらかくしておく(目安600w 2分30秒)

⑤パプリカは縦に4等分に切って、適当な大きさの乱切りにする。

⑥発酵させたパン生地が、1.5~2倍位の大きさになったらガス抜きをし、4等分にして丸め直し、ぬれ布巾をかけ休ませる。(10分)

⑦直径12cmくらいに広げ、生地全体にフォークで穴をあけたら、クッキングシートを敷いた天板にのせる。

⑧あらかじめ混ぜ合わせておいたマスタードソースを端1.5cmくらい残して全体に広げ、かぼちゃとパプリカを交互にのせる。

⑨ラップ、ぬれ布巾をかけて二次発酵させる。(40°C20分)

⑩ラップ、ぬれ布巾をはずし、230°Cに予熱したオーブンで10~15分焼いたら完成。

目にうれしい2つの野菜を使って、パン作りにチャレンジしませんか?

今回のレシピはいかがでしたか? かぼちゃとパプリカは手に入りやすい食材で、彩りもキレイなので毎日の朝食や昼食にもおすすめです。しかも、目にうれしいβ-カロテンとルテインが含まれているなんてステキだと思いませんか?

パン作りは初めてという方も、何度も作っているという方も、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

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※本サイトで紹介した各食材の栄養素含有量の比較はあくまでも一般的な品種などによる参考値であり、品種や保存方法などにより大きく異なることがあります。

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

この記事を書いた人

秋田 朱美

栄養士

わかさ生活在職中は、プロアドバイザーとして、豊富な目と栄養の知識でお客様をサポート。さらに長年のお客様対応で培った経験を活かし、社内教育、社外での講義など幅広く活動してきました。

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