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目に良い食べ物・栄養素と調理法

目の紫外線ダメージを抑えるにはβ-カロテンやルテインが効果的!?アレンジ自在の「にんじんポタージュ」レシピ

天気のよい日のおでかけで気になるのが紫外線。たとえ曇っていても紫外線は届くといいますし、何より紫外線は肌や健康だけでなく目にも影響が…。

実は紫外線が気になるときに摂りたい成分が、β-カロテンやルテインなのだとか。そこで今回はβ-カロテンやルテインが摂れるレシピ、「にんじんのポタージュ」を紹介します!

β-カロテンやルテインが紫外線の目へのダメージを抑えるってどういうこと?

β-カロテンとルテインには強い抗酸化作用があります。抗酸化とは酸化を抑えることで、「体の中をサビつかせない」という言い方で説明されることも多いです。この作用は「エイジングケア」でも注目されているんですよ。

紫外線を浴びると活性酸素が発生するのですが、これこそが肌や目など健康に悪い影響を与えると考えられています。この活性酸素を抑えてくれる働きをもっているのが、β-カロテンやルテインがもつ抗酸化作用というわけです!

紫外線の強いこの季節には、β-カロテンやルテインを積極的に摂るようにしたいですね。

カロテンをたっぷり摂る裏技も!にんじんポタージュのレシピ

材料(1人分)

・にんじん 1/2本

・玉ねぎ  1/4個

・オリーブオイル 小さじ1/4

・水 100ml

・顆粒だし 1g

・塩、こしょう 少々

・ごま 適量

作り方

①にんじんはサッと洗って、5mm程度に薄く切っておく。

※にんじんは皮つきの方がカロテンが多いので、できれば皮のまま使いましょう。

②玉ねぎは皮をむき、同じく薄切りにしておく。

③鍋にオリーブオイルをいれ、焦げ付かないように玉ねぎを炒める。

④玉ねぎがしんなりしたら、にんじんを加えて炒める。

⑤水と顆粒だしをいれて、にんじんが柔らかくなるまで煮る。

⑥にんじんが柔らかくなったら、ミキサーにかけて滑らかにする。

※鍋からミキサーに移すときは熱いので気をつけましょう。

⑦鍋に戻し、再度火にかけて塩、こしょうで味をととのえる。

⑧器に入れ、ごまをふりかけてできあがり。

β-カロテンたっぷり!ルテインも一緒に摂れて目にうれしい!

にんじんにはβ-カロテンがたっぷり含まれているので、このスープ一杯で6450μgも摂れます。β-カロテン単独での1日の必要摂取量は規定されていませんが、にんじんはβ-カロテンが多い野菜であることは間違いないですね。

一方ルテインは、0.18㎎と摂れる量はちょっぴりです。そもそもルテインの1日の推奨量は6mgといわれていて、食物から摂取するのは難しく、にんじんだと20本以上も摂らないといけない計算なのです…。でも日常生活で少しずつでも摂ることを意識するのは、良いことだと思いますよ。

お好みで和風にも洋風にもアレンジOK!朝食の定番メニューにしてみては?

今回紹介したレシピでは和風の顆粒だしを使いましたが、コンソメに変えたり、水のかわりに牛乳や豆乳を使ったりというアレンジもOK。温かいまま食べても、冷やして食べても美味しいので一年中楽しめます。

野菜を炒めたり煮たり、ミキサーにかけたりするのでちょっぴり手間はかかりますが、作り置きしておけば忙しい朝でもしっかり栄養が摂れます。ぜひ朝食の定番メニューに加えてみてはいかがでしょう? 今日は外出が多くて紫外線が心配…なんていうときは、特におすすめですよ。

 

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※本サイトで紹介した各食材の栄養素含有量の比較はあくまでも一般的な品種などによる参考値であり、品種や保存方法などにより大きく異なることがあります。

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

この記事を書いた人

秋田 朱美

栄養士

わかさ生活在職中は、プロアドバイザーとして、豊富な目と栄養の知識でお客様をサポート。さらに長年のお客様対応で培った経験を活かし、社内教育、社外での講義など幅広く活動してきました。

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