酸化ストレスを撃退!?ポリフェノールの魅力

  • 大江 絵美
  • 編集長

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ポリフェノール野菜果実の写真

多くの植物に含まれるポリフェノールは、その高い抗酸化作用がアンチエイジングや生活習慣病予防に役立つと注目を浴びています。

酸化ストレスは、目や肌、脳など体の衰え、病気のリスクを高めたり進行に影響を与えるため、酸化ストレスに対抗するポリフェノールは健康と美容に欠かせない成分といえるでしょう。

また、たくさんの種類が存在するポリフェノールは、それぞれに特有の働きをもつことが少しずつわかってきました。今回は、健康と美容のために、ぜひ摂り入れたいポリフェノールの魅力についてお伝えいたします。

ポリフェノールってなに?

ポリフェノールとは、ほとんどの植物がもつ苦みや渋み色素の成分で、自然界に5,000種類以上存在するといわれています。

植物が紫外線や菌類などの外敵から自分の身を守るために作り出すもので、茎や皮などの色の濃い部分に豊富に含まれます。目の健康に役立つとされる、ビルベリーやカシスなどに含まれる青紫色の色素アントシアニンもポリフェノールの一種です。

ポリフェノールは、体内で増えすぎた活性酸素(酸化ストレス)を減らし、体のサビつきを抑える抗酸化作用をもつのが特徴です。そして、ポリフェノールのもつ高い抗酸化作用が、病気の予防やアンチエイジングに役立つと様々な研究が進められてきました。

赤ワインからポリフェノールの注目度がアップ!

ポリフェノールが世界中で注目されるきっかけとなったのは、1990年に発表されたフレンチパラドックスに関する研究発表です。

フレンチパラドックスとは、フランス人は肉、チーズ、バターなどがメインの高カロリーな食生活を送っていながら、他の欧州諸国に比べて心臓病による死亡率が低いという矛盾のことです。そして、その秘密は赤ワインにあるのではないか?と赤ワインに含まれるポリフェノールの研究が進みました。

これをきっかけに、赤ワインの人気が高まり、ポリフェノールの抗酸化作用も注目されるようになりました。

酸化ストレスに働くポリフェノール

活性酸素とは、体に取り込んだ酸素が代謝活動の中で変化した、少し攻撃的な酸素のことをいいます。本来は、外から入ってきたウィルスや細菌を攻撃して体を守る免疫機能の働きをもつのですが、増えすぎると自身の血管や細胞にダメージを与えてしまうなどの悪さをします。

私たちの体の中にも、活性酸素を除去する仕組みが備わっていますが、酸化ストレスを高める生活習慣(紫外線や不規則な生活、過度なストレス、暴飲暴食、喫煙など)で、活性酸素が増えすぎると処理しきれなくなってしまいます。

酸化ストレスは、肌のシミやシワ、白内障などの目の病気、生活習慣病を進める要因の1つであることがわかっています。ポリフェノールは、強力な抗酸化作用で酸化ストレスに働きかけ健康と美容をサポートしてくれると期待されているのです。

身近にあるポリフェノールと特有の働き

ポリフェノールには、増えすぎてしまった活性酸素を除去して、アンチエイジングや病気に対抗する力を高めてくれるだけでなく、それぞれ特徴的な働きがあることもわかってきました。身近な食品が多く日常的に取り入れやすいのもうれしい点です。

身の回りにある、たくさんのポリフェノールの働きを知れば、食事への関心も高まりますね。食品に含まれるポリフェノールと研究で明らかになりつつある特有の働きをみてみましょう。

食品に含まれるポリフェノールとその働き

アントシアニン(ビルベリー、ブルーベリー、カシス、なす、黒豆、紫いも、紫キャベツ)
特にブルーベリーの一種ビルベリーは目に関する研究が多くされています。その他にも花粉症の予防やメタボリックシンドロームにも役立つことが期待されています。

レスベラトロール(サンタベリー、赤ワイン、ピーナッツやアーモンドの渋皮)
赤ワインに含まれるポリフェノールとして注目された成分。生活習慣病の予防に役立つと話題になったのですが、現在は美容成分としても人気を集めています。肌の弾力や乾燥が気になる方におすすめです。

カカオポリフェノール(チョコレート、ココア)
カカオが原料のチョコレートに豊富に含まれます。美容や生活習慣病予防、アレルギーの改善、視機能に対する働きなど報告されています。カカオをより多く使うダークチョコレートの方が、ポリフェノールが豊富です。

イソフラボン(納豆、きなこ、豆腐、豆乳などの大豆食品)
女性特有の悩みや生活習慣病予防に役立つ成分として知られているイソフラボンも実はポリフェノールの一種です。

カテキン(緑茶)
ダイエットや生活習慣病予防に役立つと話題の成分です。抗菌作用があるとされ、虫歯や口臭の予防にもおすすめです。緑茶に多く含まれるので日常的に手軽に摂ることができます。

ポリフェノールの摂り方のコツ

植物に含まれるポリフェノールは、表面の皮の部分や種の部分に多く含まれます。そのため、果物や野菜など皮ごと食べたほうがポリフェノールをより多く摂り入れることができます。

毎日の食事に様々な色の野菜や果物を意識して取り入れることは、多種類のポリフェノールを摂ることにもなります。また、野菜や果物にはビタミン、ミネラルなどの栄養素も含まれ相乗的な働きも期待できます。

日常的に摂り入れやすいポリフェノールですが、残念ながら体に留めておくことができません。だからこそ、毎日コツコツと摂り続けることが大切です。色とりどりの新鮮な野菜や果物を選んで、毎日の食事に積極的に取り入れみましょう。

悩みに応じてサプリメントも活用

酸化ストレスに負けない体をつくり、若々しく健康に過ごすためにも、生活習慣の見直しとともに食事の中でポリフェノールを意識して上手に摂り入れてみましょう。

1日3食、色々な色の食材を意識して摂ること。そして毎日の食事に野菜や果物を取り入れてみてくださいね。悩みに応じて、しっかり摂り続けたい種類のものがあればサプリメントを活用するのもおすすめです。

 

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※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

この記事を書いた人

編集長

大江 絵美

わかさ生活みらい研究所研究員。健康食品管理士。岐阜薬科大学薬効解析学研究室に4年間出向し、眼のこととビルベリーの健康効果についての研究を行ってきたスペシャリスト。眼のこと、サプリメントの素材について新しい研究や調査を行っています。

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