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目に良い食べ物・栄養素と調理法

β-カロテンとリコピンで目も心も元気にスタート!朝食におすすめ「トマトのみそ汁」

朝食はごはん派ですか?パン派ですか? 朝には必ずみそ汁を飲むという人も、意外と多いのではないでしょうか。「みそ」は発酵食品なので腸内フローラを整えることにつながりますし、海藻や野菜をたっぷり入れるとさまざまな栄養素が摂れるので、とても体にいい朝食として知られていますよね。

そんな体にいいみそ汁ですが、目の疲れを感じているときは具材にトマトを使うのがおすすめです。トマトに含まれるβ-カロテンやリコピンは抗酸化作用が強く、活性酸素を原因とする目のトラブルへの効果も研究されているのだとか。

今回は夏野菜で作る「トマトのみそ汁」レシピを紹介します。

目の疲れに抗酸化パワー!β-カロテンやリコピンの役割とは

仕事や勉強で目を酷使したときに、目の疲れを感じる人は多いと思います。さらに、疲れやすいだけでなく近くのものが見えづらいという場合は、目の老化が始まっているサインかもしれません。

これらの兆候を予防するには、抗酸化パワーのある食品が良いと聞いたことはありませんか? β-カロテンやリコピンは、活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いたりする抗酸化物質(※1)です。

β-カロテンやリコピンの抗酸化のチカラを、目の疲れや老化予防に役立てたいものですね。

夏野菜コンビで作る冷やしても美味しい「トマトのみそ汁」レシピ

材料(4人分)

・トマト 大1個(約270g)

・オクラ 4本(1本10gとして40g)

・だし汁 カップ3と1/2

・みそ 大さじ3

作り方

①トマト、オクラは一口大に切る。

※オクラは板ずり(塩をまぶしてまな板の上で転がす)をしてサッと洗い、産毛を取っておくと口当たりが良くなります。

②鍋にだし汁を入れて沸騰させ、トマト、オクラを加える。

③みそをときながら入れて味をととのえ、お椀に盛り付ける。

冷やして食べれば減塩効果も期待できる?

できたての温かいみそ汁もいいですが、冷やしても美味しいのが「トマトのみそ汁」です。

塩味は温度が低くなるにつれて強く感じるといわれているので、冷やして食べるときはみその量を加減したり減塩みそを使ったりして塩分を控える工夫をしてもいいですね。

目の疲れを感じている人は「トマトのみそ汁」で元気をチャージ!

朝食におすすめのみそ汁。目の疲れを感じているときは、具材にトマトとオクラを選んで抗酸化パワーをチャージしましょう! 朝はパン派という方も、だしを変えてコンソメスープや中華スープにするのもおすすめですよ。

「トマトのみそ汁」は朝でも簡単に作れますが、時間がないときは前日から作り置きしてもOKです。ぜひ毎朝食べて健康づくりに役立てましょう。

 

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※本サイトで紹介した各食材の栄養素含有量の比較はあくまでも一般的な品種などによる参考値であり、品種や保存方法などにより大きく異なることがあります。

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考】
※1 : e-ヘルスネット 抗酸化物質

この記事を書いた人

秋田 朱美

栄養士

わかさ生活在職中は、プロアドバイザーとして、豊富な目と栄養の知識でお客様をサポート。さらに長年のお客様対応で培った経験を活かし、社内教育、社外での講義など幅広く活動してきました。

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