忙しくて疲れた~!というときに、手軽に作れるメイン料理があるとうれしいですよね。今回はカツオを使った、お酒にも合いそうなおしゃれな一品を紹介します。
カツオにはDHAやビタミンB12など目にうれしい栄養素が含まれていますが、季節によってその栄養素の含有量は大きく違うのだとか。初夏の「初鰹」と、初秋の「戻り鰹」の栄養素の違いも、合わせて紹介しますね。
カツオに含まれるDHAやビタミンB12は視力低下予防や疲れ目対策に!?
カツオにはDHAやビタミンB12が含まれていて、これらの成分は目の健康を助けるといわれています。
例えば、農林水産省による魚に含まれる機能性成分の紹介コラム(※1)には、DHAは「視力低下予防」が期待される成分だと書かれています。
また、ビタミンB12は疲労や体力低下を引き起こす貧血の予防に役立つ成分ともいわれています。疲れ目の治療薬の成分にはビタミンB12が含まれていることからも、ふだんからDHAやビタミンB12を摂ることは、目にとってよい習慣といえるのではないでしょうか。
材料はたったの3つ!「鰹のカルパッチョ」
材料(4人分)
・カツオのたたき 2柵(約360g)
・ルッコラ 50g
・レモン 1/4個
調味料
・しょうゆ 大さじ1
・ごま油 大さじ1
・すりおろしたにんにく 小さじ1
・こしょう 少々
作り方は簡単!腕のみせどころは盛りつけ!?
①カツオは水気をふき取って、8mm程度の厚さに切る。
②ルッコラはさっと洗って水気をふき取り、食べやすい大きさに切る。
③レモンはくし型に切り、お好みでそのうちのひとつを細かく切る。
④ボウルに調味料を全て入れ、混ぜ合わせておく。
⑤④のボウルにカツオとルッコラを加え、タレと絡める。
シンプルな料理だけに、盛り付け次第で見た目が変わります。写真では細かく切ったレモンを散らしていますが、プチトマトやパプリカで彩りを添えるなど、工夫してみてくださいね。
春と秋でこんなに違う!DHAを摂りたいなら…
カツオに含まれるビタミンB12は春も秋もあまり変わらず、100gあたり約8μgです。大きく違うのはDHAで、いわゆる「初鰹」といわれる春獲りは100g中120㎎なのに対し、「戻り鰹」といわれる秋獲りは、何と100g中970㎎も含まれているんです。
つまり初鰹で作った鰹のカルパッチョ1人分には、DHAは108㎎。戻り鰹で作った場合は、873㎎摂れるという計算になります。こんなに差があるとは、驚きですね!
季節で差がでるカツオですが、目にうれしい成分が含まれていることは間違いありません。「今日は目をたくさん使って疲れた! ご飯を作るのも大変だぁ~」というときに、ぜひ作ってみませんか?
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※本サイトで紹介した各食材の栄養素含有量の比較はあくまでも一般的な品種などによる参考値であり、品種や保存方法などにより大きく異なることがあります。
※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断・治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。
【参考】
※1 : 農林水産省 特集1 だからお魚を食べよう