目の症状や病気と予防・治療法

眼精疲労になりたくない!疲れを和らげるおすすめのツボ-その2

目の疲れによいツボ太陽と肩井

緊急事態宣言が解除され、通勤や通学が以前のようにできるようになったとはいえ、三密を避ける必要性は続いています。実際に前期の講義はリモートでという大学や、企業でもリモート会議が推奨されるなど、身近なところで環境が変わってきているようです。以前とは比べものにならないほど画面を見る時間が増え、同時に目の疲れに悩んでいる方が多くなるのは当然の事かもしれません。

酷使しがちな目を少しでも健やかに保ち、効率よく学ぶ、または仕事ができるようにするためにも、今日は目の疲れの解消に良いツボを紹介します。

放っておけない目の疲れ

目の疲れは、それだけでも不快なものですが、厄介なのは放っておくと一日休んだくらいでは取れないほど頑固な疲れにおよんだり、肩こり、頭痛など全身に症状が現れてしまう、眼精疲労を発症してしまったりする場合があることです。疲れを溜めて他の症状を発症してしまう前に解消できれば、眼精疲労を防げる可能性はぐっと高くなります。

目の使いすぎなどが原因と思われる疲れ目には、目と眉のまわりのツボ刺激がおすすめです。目の周辺や頬など、顔にはたくさんのツボがあります。ツボだと意識せずとも、知らず知らずのうちに指圧している方がいらっしゃるかもしれませんね。

今回は、目の疲れがスッキリ晴れ晴れするといわれる「太陽」と疲れ目に伴う頑固な肩こりに良い「肩井」、2つのツボを紹介します。

目の疲れに良いツボ太陽

疲れた目におすすめのツボ『太陽』

①太陽(たいよう)…まゆ尻と目尻の中央から親指の幅1本分後ろ、少しくぼんだところ。

■最初は、指先で小さな輪を描くようなつもりで軽く押し、徐々に力をいれて最終的にはしっかり押すようにします。

「太」は「大」と同じ「盛ん、優れている、大きい」などの意味で使われ、「陽」は日光が当たる方の側面という意味です。つまり、「太陽」というのは、頭部の側面にあり陽気が盛んで充実しているところを意味しているといわれています。眼精疲労やそれに伴うさまざまな症状に良いとされていますが、なかでも目の奥の痛みや、ショボショボして見づらい時などにおすすめです。

目の疲れからくる肩こりのツボ肩井

疲れ目にともなうガンコな肩こりには『肩井』

②肩井(けんせい)…首の根元から肩先までのちょうど真ん中あたりにあります。肩のコリを感じた時に、自然と手がのび、押している…そう、まさにその部分です。

■肩を掴むようにして指先で押します。肩には他にもツボがあるので、周囲を手のひらで押しなでるようにすると更によいといわれています。

「肩井」には肩の井戸という意味があり、心身の機能維持のために必要なエネルギーが井戸のように出てくるところから名付けられたようです。肩こりの特効ツボとして知られており、肩や首すじの痛みやコリ以外にも、頭痛や自律神経失調症など神経系疾患にも良いといわれています。

巡りをよくして筋肉疲労を改善

目の疲れは、近くのものを凝視することでピントを調節する筋肉が疲労し、血流が悪くなって、ショボショボしたり、見づらくなったりといった症状として現れます。目を酷使すると充血することがありますが、それは、血管が酸素や栄養を求めて拡張することで普段は見えていない血管が目立ってしまうからです。循環を良くすることが様々な症状の緩和には大事なのです。

使い過ぎによって凝ってしまった筋肉は、温めたり、マッサージしたりすることで巡りが良くなり、緩和することが期待できるので、ホットアイマスクなどを使うのもおすすめです。目の周りを温めると血流がよくなり、すっきりするという経験をされた方も多いと思います。

また、マッサージの際に注意していただきたいのが、直接眼球を押さないようにすること。目はとってもデリケートなので、押すのは目のまわりのツボであって、眼球は押さないように気を付けましょう。

疲れ目の解消はその日のうちにすることが眼精疲労予防の近道

顔のまわりにあるツボは、無理なく一人で指圧できる点がいいところ。しかし、疲れているからといって急に強く押したり、長時間刺激するのは禁物です。

体の表面にあるツボ(経穴‐けいけつ)への刺激が、体の内部、臓腑などの機能調整に働くことがあるのは、ツボ(経穴)と臓器をつなぐ道すじがあるからと考えられています。その道すじを経絡(けいらく)といい、私たちの心身機能を保つためのエネルギーが常に循環しているといわれています。

ツボを刺激すると経絡を伝わって体の流れがスムーズになり、その先にある臓腑の機能が活性化するというわけです。
※臓腑(ぞうふ)…五臓六腑とも六臓六腑ともいわれ、体の内臓を表す。心臓や肝臓などの臓と、小腸、大腸などの腑のバランスが整っていてこそ生命が正常に維持できると考えられている。

数千年をかけて受け継がれ、今では日本や中国、韓国などのアジア圏から、欧米にまで人気が広がっているツボ療法。整骨院など専門機関もありますので、自分ではなかなかうまくできない時や、特に気になる症状がある場合は、自己判断せずに相談してみることをおすすめします。とはいえ、日々の疲れを残さないようにすることが眼精疲労の予防には大切なこと。手軽にできるケアとして試してみてはいかがでしょうか。

■他のツボが気になる方はこちらもチェック
眼精疲労になる前に!疲れを和らげるおすすめのツボ−その1

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考】
『最新版よくわかるツボ健康百科』 尾崎昭弘 監修/主婦と生活社
『東洋医学 経絡・ツボの教科書』 兵頭明 監修/新星出版社

 

この記事が役に立った・ためになったと思った方は、
ありがとうボタンをお願いします!

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

こちらの記事もおすすめ