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声だけで正確な文章が書けるGoogle音声入力の使い方を解説!

スマホスピーカー

視力が低下してくると、PCやスマホ上の文字が見えづらくなり文字を入力するのも一苦労です。さらに、スマホだと文字を打ち込むときのキーボード画面が小さく、どれを選択すればいいか分からないこともあるのではないでしょうか?
本記事では、キーボード入力が苦手な方や画面上の文字が見えづらい方でも、スピーディーに文章が書けるGoogle音声入力について紹介します。使いこなすことができれば、手で文字を入力するよりも速く文章を作成できます。ぜひ参考にしてください。

無料なのに精度が高いGoogle音声入力

そもそも音声入力とは、声を自動で文字や文章に変換してくれる機能です。近年では、音声を文章に変換する精度が上がり、日常的に利用している方も増えています。
実は、音声入力の精度は各サービスによって差が生じていたり、日常会話に適しているものもあれば、ビジネス向けの音声入力サービスもあり、活用方法は多岐にわたります。
その中でも、注目されているのがGoogleの音声入力です。Google音声入力は、主にGoogleドキュメントという文書作成ツールで利用されることが多く、誰でも無料で使えるのが特徴です。また、無料にもかかわらず音声を文章に変換する精度が高く、ビジネスシーンで活用されることも増えてきています。

Googleドキュメントならスマホ・PCに対応

Googleドキュメントは、スマホやPC、タブレットなど対応しているデバイスが豊富で、あらゆる活用シーンに利用できるのが特徴です。さらに、Googleアカウントを作成すれば、データをデバイス間で共有できるので、パソコンで入力した文章の続きをスマホから入力できたりとさらに活用の場が広がります。

Googleドキュメントで音声入力する方法

音声入力に慣れるには、1つのサービスを使い続けるのがおすすめです。各サービスによって、使える機能が異なるので、まずは汎用性の高いGoogleドキュメントで音声入力する方法を把握しておきましょう。

スマホ(iPhone)

Googleドキュメントをアプリストア(iOS/Android)からダウンロードします。
ドキュメントを開き、下記画像のように、右下にあるマイクのマークをタップすると音声入力ができます。

スマホGoogle音声入力

ちなみに、上の画像の文章は全て音声で入力しました。改行は自動で行えませんが、「、」や「。」は自動で追加してくれるので、音声入力のみでも読みやすい文章が作成できます。

PC

PCの場合、Webブラウザからアクセスできるので、アプリのダウンロードは必要ありません。音声入力をしたい場合は、Googleドキュメントから新しいドキュメントを作成し、「ツール」から設定できます。

PC音声入力画面PC音声入力画面2

 

PCの場合、「、」や「。」、改行が自動で追加されないので、注意が必要です。ただ、音声認識の精度はスマホと変わらず、誤字脱字が少ないので文章を作成する上では問題なく使用できます。

タイピングが苦手でもスピーディーに入力可能

弱視の方や視力が低い方などは、画面を見ながら文字を入力するのも一苦労です。キーボードの文字も小さく、タッチタイピングができないとさらに文字入力に時間がかかってしまいます。また、スマホの場合、ボタンを押すという機能がないので、入力間違いが増えることも少なくありません。

しかし、音声入力であれば、タイピングが苦手な方でも同じ速度もしくはそれ以上に速く文字を入力できます。今後はさらに音声入力の精度が上がると予想されるので、今のうちに音声入力に慣れておくといいでしょう。

音声入力する際の注意点

イヤホン画像

音声入力を利用する際の注意点として挙げられるのが、音声の誤認識を防ぐために最後に文章をチェックする点と、マイクの性能によって音声入力の精度が上下する点です。

現在の音声認識技術だと、「、」や「。」などの句読点を追加したり、文章を改行したりする機能は完璧とはいえません。誤字脱字も発生します。今後はよりスムーズに音声入力できるようアップデートされると思いますが、現段階では文章を入力し終わったら、最後に必ずチェックしましょう。

音声入力の精度を高めるには、マイクの性能にも注意しましょう。使用しているPCが古かったり、周囲の音が大きかったりすると、正しく音声を文章に変換できません。マイク付きのイヤホンを活用するなど、自分の声しか入らない環境を作ると、音声入力の精度が上がります。

まとめ

音声入力の精度が上がり、手で文字入力するより、音声入力のほうがスピーディーに正確な文章を作成できるようになりました。今後は更なる進化により、キーボードを使わずに文字入力するのが当たり前になるかもしれません。
ぜひ本記事を参考に試してみてください。

追記
メノコト365では過去にも音声操作や便利なアプリについて記事を公開しておりますので、この機会にご覧ください。

メノコト365

視覚障がい者だけじゃない!スマートフォン音声読み上げ機能の活用法

https://menokoto365.jp/2465/

便利な最先端技術!音声案内システム「NaviLens(ナビレンズ)」

https://menokoto365.jp/2842/

視覚障害者の「困った」を助けてくれる視覚支援アプリを紹介

https://menokoto365.jp/3852/

【ロービジョンの強い味方】声で操作できるスマートスピーカーを紹介

https://menokoto365.jp/4169/

 

音声・言語認識の世界市場:業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会および予測(2021年~2026年)

https://www.gii.co.jp/report/imarc1007000-voice-speech-recognition-market-global-industry.html

この記事を書いた人

矢込郁

Webライター。筆者自身も網膜色素変性症で、視野が狭く暗い場所が見えづらいなかで生活を送っている。専門分野であるWeb・ITの知識と目に関する自身の経験を織り交ぜながら、視覚に問題のある方に寄り添った記事を執筆。

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