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【ロービジョンの強い味方】声で操作できるスマートスピーカーを紹介

矢込郁

スマートスピーカー

ロービジョンの方にとって、モノを探したり、外に出かけるのは一般の方よりも時間がかかり、かなりの体力を使います。
「リモコンを探してもなかなか見つからない…」
「買い物に行きたいけど、人混みは苦手…」
このような悩みをもたれる方も多いのではないでしょうか？
ですが、今回紹介する「スマートスピーカー」を利用することによって、そういった悩みを解決できます。
本記事はスマートスピーカーの基本的な情報だけでなく、どんなシーンで使えるのかも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

スマートスピーカーとは

スマートスピーカーとは音声対話ができるスピーカーのことで、iPhoneのSiriなどのAIアシスタントが搭載されています。
スマートフォンやリモコンを使わずに、連携されている家電の操作、好きな音楽の再生を声だけで行えるのが特徴です。
声だけで操作できるので、ロービジョンの方にとって非常に相性の良いツールといえるでしょう。

代表的なスマートスピーカー

スマートスピーカーはiPhoneでおなじみAppleをはじめ、Amazon、Googleなど複数の企業から販売されています。
ここでは代表的なスマートスピーカーを4つ紹介します。

Amazon ​​Echo（Amazon）

Amazon Echoスピーカー

ネットショッピングで有名なAmazonですが、Alexa（アレクサ）というAIアシスタントを搭載したスマートスピーカー「Amazon ​​Echo（アマゾン エコー）」を販売しています。
Amazon ​​Echoの大きな特徴は、声だけで買い物ができることです。例えば、「アレクサ、アマゾンで水を購入して」とAmazon ​​Echoに話しかけると、Amazonで売られている水を自動で購入してくれます。

Google Home（Google）

Google Homeスピーカー

Googleのスマートスピーカー「Google Home（グーグル ホーム）」は、GmailやGoogleカレンダーなどGoogleが提供するサービスをよく利用する方におすすめです。
Googleカレンダーと連携することによって、わざわざスマートフォンを開かずにスケジュールを音声で教えてくれたり、予定を入れてくれたりします。

HomePod mini（Apple）

HomePod miniスピーカー

iPhoneでも使われているSiriが搭載されているスマートスピーカー「HomePod mini（ホームポッド ミニ）」はApple製品をよく利用する方におすすめです。
HomePod miniの特徴は接続の手軽さで、iPhoneをHomePod miniに近づけるだけで接続できます。他のスマートスピーカーよりも設定が簡単なのが特徴といえるでしょう。

Clova WAVE （LINE）

連絡手段としてなくてはならないものとなっているLINEもスマートスピーカーを販売しています。
LINEのスマートスピーカー「Clova WAVE（クローバ ウェーブ）」はLINEメッセージのやりとりを音声だけで行えます。
またスマートスピーカーに対応していない家電でも、赤外線のリモコンがついている家電であれば音声操作が可能です。

スマートスピーカーでできること

家電製品の操作

スマートスピーカーに対応した家電であれば、スマートスピーカーに連携することで音声だけで操作ができます。部屋の照明やエアコンのオンオフをひと声かけるだけで調整できるので、リモコンを探す手間が省けたり、部屋中の電気を消す作業もなくなります。
部屋中歩き回らなくても良いので、ロービジョンの方にとって声だけで操作できるのは非常に助かるのではないでしょうか。

ネットショッピング

ネットショッピングを自宅で楽しむ画像

スマートスピーカーはスマートフォンを使わずに、声だけで買い物ができます。間違って商品を購入しないように、音声で購入する商品を確認してくれたり、暗証番号を設定することで、特定の人しか購入できないようにすることも可能です。
ロービジョンの方にとって、外で買い物をするのはかなりのエネルギーを使います。本記事の筆者も網膜色素変性症を患っており、人が多い場所はなるべく避けるようにしていて、ネットショッピングをよく利用しています。
外に出ることもなく、声だけで気軽に買い物ができることはスマートスピーカーならではの特徴といえるでしょう。

聴きたい音楽の再生

  • スマートスピーカーといえば、ひと声かけるだけで音楽を再生できるというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。気分によって流す音楽をすぐ変えられるのは魅力的ですよね。
    ※スマートスピーカーによって対応している音楽アプリが異なります。今回紹介したスマートスピーカーに対応している音楽アプリは下になります。
    •　Amazon ​​Echo→Primeミュージック
    •　Google Home→YouTubeミュージック、Spotify
    •　HomePod mini→Appleミュージック
    •　Clova WAVE→LINEミュージック

検索・情報収集

情報収集のための新聞スマートスピーカーは天気やニュースもラジオのように伝えてくれます。
ラジオとの大きな違いは自分のほしい情報をほしいときにピンポイントで教えてくれることです。
「今日の天気を教えて」と話しかければ、位置情報を参考に具体的な天気情報、気温をピンポイントで教えてくれます。

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この記事を書いた人

矢込郁

Webライター。筆者自身も網膜色素変性症で、視野が狭く暗い場所が見えづらいなかで生活を送っている。専門分野であるWeb・ITの知識と目に関する自身の経験を織り交ぜながら、視覚に問題のある方に寄り添った記事を執筆。

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