目の症状や病気と予防・治療法

涙目による不快感や充血におすすめーツボ5

目におススメのツボ5回目

悲しくもないのに目が潤んで涙がたまる、ハンカチで涙をふかないとこぼれる。そんな症状に悩まされていませんか。涙目(なみだめ)や流涙症(りゅうるいしょう)など目尻や目頭から涙がこぼれ落ちる症状は、涙の分泌が増加したり、涙の排出がうまくいかなくなったりすることで起こります。

涙目の主な原因①:涙の分泌過剰

涙の分泌が増加する要因としては角膜への刺激が考えられます。

目に異物が入った時や、花粉症などアレルギーによるもの、まつ毛が内向きに生えて眼球を擦ることも刺激となって涙の分泌が過剰になります。また、ドライアイでも涙目になることがあります。これは目の表面が乾くことが刺激になり、涙の分泌が促進されるからです。

涙目の主な原因②:涙の排出障害

涙の排出がうまくいかなくなる要因のひとつには、加齢によって涙の通り道が狭くなってしまうことが考えられます。

私たちの目は、まばたきをするたびに目の表面に一定量の涙が流れるようになっています。
涙は、目の上にある涙腺(るいせん)で作られ、目の表面を潤し、眼頭にある小さな孔、涙点(るいてん)から涙嚢(るいのう)、鼻涙管(びるいかん)を経て、鼻腔(びくう)に排出されますが、これらのどこに閉塞がおきても涙目になります。

涙が作られてから排出されるまでを示した図

画像:MSDマニュアル https://www.msdmanuals.com/ja-jp/

涙の量が減少して起こるドライアイも眼精疲労のような他の症状を伴うことがありますが、涙が過剰になる涙目もまた、増えすぎた涙が目の表面を覆うことで、見づらい、目やにがたまりやすいなどの不快感を伴うことがあります。さらにひどくなると、目もとがただれることもあります。

今回は、涙目による不快な症状を緩和するツボを紹介します。

涙目の不快感を和らげるツボ晴明(せいめい)と攅竹(さんちく)

涙目でしょぼついた目もスッキリ『晴明』

①晴明(せいめい)…目頭と鼻柱の間にある骨のくぼんだところ

■指の腹で静かにもむように押す。目の周りをスッキリさせて、目のショボショボ感をとるのにおすすめです。

涙目で充血しがちな目の症状を和らげる『攅竹』

②攅竹(さんちく)…眉毛の内側の端

■指の腹で少しずつ力を加えて、最終的にはしっかりと押す。目の不快感と充血をとるのにおすすめ。

涙目の不快感を和らげるツボ風池(ふうち)

目の諸症状を緩和する『風池』

③風池(ふうち)…首の後ろの髪の生え際で、2本の太い筋肉の両外側のくぼみ

■頭を包み込むようにして、両手の親指をツボにあてて押す。首の緊張がほぐれ目への血流も改善される。

これらのツボは、あくまでも涙目による不快な症状を和らげるもので、涙目の原因となっている元の要因を除去する、もしくは病気があれば、その病気自体を治すことが大事です。

涙目の原因として考えられる目の病気

結膜炎

白目の表面である結膜に炎症が起きます。細菌やウイルスの感染によるものと、アレルギーによって起こるものがあります。

涙目のほか、目やに、かゆみ、充血、まぶしさなどの症状が特徴です。

角膜炎

黒目の表面である角膜に炎症が起きる病気です。細菌などの感染や、コンタクトレンズの使い方が原因で起こることが多いようです。

涙目のほか、目の痛み、充血、視力低下などが特徴です。

角膜びらん・角膜潰瘍(かくまくかいよう)

角膜の表面にただれたような傷ができる「びらん」と、さらに深くまで傷がつく「潰瘍」とがあります。逆さまつ毛や細菌の感染などが原因で起こることがあります。

涙目のほか、目の違和感、充血、痛みなどが特徴です。

涙道狭窄・閉塞(るいどうきょうさく・へいそく)

涙は常に分泌され、目頭から鼻の方へ流れていきますが、何らかの原因でこの通り道が細くなったり、詰まったりすると、涙が出過ぎるという症状が現れる場合があります。

ドライアイ

涙の量が少なくなるタイプのドライアイだけではなく、涙の蒸発が進みすぎると、目の中にゴミが残ったり傷つきやすくなり、涙目を引き起こすタイプのドライアイの場合もあります。この状態が続くと、目にはいつも刺激が与えられていることになって刺激分泌が出てきてしまいます。

これらの疾患は医師による診断が必要なものです。心配な方は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

日常生活でできる予防

日々の生活の中でできる予防としては、花粉やハウスダストなど室内から目の刺激になる要因を取り除くこと。つまり部屋の掃除や空気の入れ換えをこまめに行うことです。ただし花粉の多い季節は外から花粉を持ち込まないように、空気を入れ換える時間に注意し、空気清浄機などを活用するのもおすすめです。

また、細菌やウイルスから目を守るために、帰宅後は手を良く洗い、目をこすらないようにしましょう。

まとめ

ツボ療法では涙目の不快感や充血などをやわらげることが期待できるものです。しかし、涙目の原因は様々あるので症状が続くようなら眼科で診てもらい、原因となる病気があればその治療を優先しましょう。

 

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※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【参考】
・MSDマニュアル
https://www.msdmanuals.com/ja-jp/ホーム/
・京都府立医大病院眼科
http://www.ganka.gr.jp/sickness_namida.htm
・森井眼科医院HP
https://morii-ganka.jp/disease/namidame.html
『眼科疾患ビジュアルブック』 学研
『現代の眼科学』 金原出版株式会社

【画像】
metamorworks/ Shutterstock

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この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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