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目も日焼けする!?知っておきたい眼病リスクと印象への影響

日焼けを気にする女性

5月に入り、晴れ間も多く紫外線量が急激に増えてきました。

まぶしい日差しを意識して、スキンケアもしっかりと念入りになってしまいますね。肌への対策は万全という方も、目の紫外線対策がおろそかになっていませんか?紫外線は目にもダメージを与え、目の病気リスクを上げるだけでなく、目元から印象を下げてしまう可能性も。今回は、目の日焼けの症状と印象への影響についてお話したいと思います。

年々増え続ける紫外線!

その年の気候にもよりますが、日本国内では日照時間が長くなり始める4月あたりから紫外線が急激に増え、1年を通じて一番多いのが夏本番の7月8月です。最近ではオゾン層の破壊や温暖化が問題視されていますが、実は紫外線量も観測を始めた1990年代初めに比べて緩やかに増えています。

紫外線(UV)には波長の長いほうからUV-A・UV-B・UV-C の3種類あります。UV-Cはオゾン層で遮断されるので、地上に届くことはありません。地上にまで届いて肌や目などに影響を与えているのはUV-AとUV-Bです。

UV-Bは刺激が強く、皮膚の表面に届いて日焼けを起こし、皮膚がんの原因にもなるといわれています。UV-AはUV-Bに比べて波長が長くUV-Bほど刺激は強くありませんが、肌や目の奥まで届いて細胞を傷つけることがわかっています。どちらも、浴び続けると肌や目に悪い影響を与えることに違いはありません。

紫外線対策を意識しているパーツは?

紫外線が肌に悪いことはもちろん、対策のための日焼け止め等の化粧品やグッズも多く出回っているので、年間を通じて紫外線対策が必要だと感じている人は多いと思います。

2018年に実施された紫外線対策に関するアンケート結果では、95%近い人が顔の日焼けを気にしていることがわかりました。続いて、腕や首、胸元など、顔を中心に露出する肌の部分を気にしている人が多く、目に関してはそれらを大きく下回り、気にかけているのは残念なことに、約16%という結果でした。

そして、対策として日焼け止めを使用すると答えた人は90%近くいたのに対して、サングラスを使用すると答えた人は約20%。この結果を見る限りかなりの差があることがわかりますね。

参照元:リサリサ(リサーチ・リサーチ) 

目はむき出しの臓器!

アンケート結果からもわかるように肌の日焼けを気にする人は多いですが、まだ目に対しての意識が高くありません。ですが、目は唯一「むき出しの臓器」とも呼ばれていて、目に直接紫外線が入ることで影響も受けやすいのです。目から入った紫外線は、表面の「角膜」だけでなく、奥にある「網膜」にまで到達してダメージを与えます

紫外線を大量に浴びることはダイレクトに目の細胞を傷つけ、目の病気や老化を早めることになるのです。加齢に伴ってでてくる症状の「白内障」や「加齢黄斑変性」は、生活習慣と紫外線によっても発症リスクや進行スピードが高まることがわかっています。同じ年齢でも、発症している人、進行している人、まったく症状の出ていない人がいるのは、遺伝的要因や体質だけでなく紫外線ダメージが関わっていると考えられています。

つまり、日頃から紫外線対策をすることが病気の予防や進行を抑制につながるということです!

目の日焼けと印象への影響

強い紫外線で日焼けをして、肌がヒリヒリと痛んだ経験をしたことはありませんか?目にも同じようなことが起こります。

特に強い紫外線を浴びると角膜に炎症が起こり、白目の充血や異物感、涙が止まらず激しい目の痛みを引き起こす「紫外線角膜炎」という病気になることがあります。これが目の日焼けです。スキー場など雪による照り返しで起こる「雪目」も同様です。24時間から28時間くらいで強い痛みは自然に治まりますが、充血した目は痛々しく見た目にも印象を下げてしまうことになります。

ある調査では、充血した女性は「疲れ顔」に見えてしまい老けて見える、生活習慣が乱れているイメージ、などネガティブな印象がもたれるという結果がでています。

また、あまり知られていませんが、目から入る紫外線に脳が反応するとメラニン産生が促進されます。つまり、目から紫外線が入ることで、シミやソバカスが増える可能性も高まるということですね。美しい肌のためにも、普段から目に入る紫外線に注意しましょう。

更に、長時間紫外線を浴び続けると慢性的な充血となって、瞼裂斑(けんれつはん)や翼状片(よくじょうへん)といった病気のリスクも高めます。いずれも目の表面に膜のように広がる増殖物ができ、膜の部分は充血しているようにも見えます。翼状片は広がると黒目にかかることもあるので、見えづらくなるだけでなく目元の印象が変わる事で悩まれる方の多い病気です。予防のためにも、しっかりと対策したいですね。

日本人は欧米人に比べて1.66倍紫外線を浴びている!?

最近の研究で、日本人は欧米人の1.66倍の紫外線を浴びているということが明らかになりました。彫りの浅い骨格の日本人は、さまざまな角度から光が侵入しやすく、欧米人よりも紫外線の影響を受けやすいからだそうです。

欧米人は、目の色が薄く眩しさを感じやすいためにサングラスをしている人が多いですが、骨格の作りから考えると日本人は欧米人以上に目の紫外線対策を意識したほうが良いようです。夕暮れの散歩や外出時にも、斜めに差し込む夕日が目に入りやすくなるので注意しましょう。

目の日焼け対策法とケア

外側からの対策

1.外出時はUVカットのサングラスや眼鏡の着用をする 

UVカット率が高く、顔との隙間のないものを選ぶのがおすすめです。サングラスはレンズの色が濃すぎると瞳孔が開き、疲れ目の原因になる可能性があるので、色が薄めの見やすいものを選ぶようにしましょう。

2.サングラスなどと合わせてつばの広い帽子やサンバイザー、日傘を併用する

サングラスの隙間から入る、上からの光を遮ることができます。UVカット効果のあるものを利用しましょう。

3.UVカット加工のコンタクトレンズを使用する

最近はUVカット加工されているものがあるので、利用してみるのもいいでしょう。

内側からのケア

新鮮な緑黄色野菜や果物を積極的にとることで、サビつきを抑える抗酸化成分をとって紫外線ダメージから目や肌を守りましょう。特にアントシアニンやルテインは紫外線ダメージから目を守る働きが研究で明らかになっています。サプリメントなど利用して継続的に摂るとよいでしょう。

・ビルベリーエキス(アントシアニン

ビルベリーに含まれるアントシアニンの抗酸化力が、紫外線ダメージから水晶体を守ることによって白内障の予防に繋がります。また、過剰な光によって起こる網膜へのダメージを抑えることが期待されています。

ルテイン

ルテインは、目に入る有害な光線を吸収してくれるため、白内障の予防にも効果がある成分として知られています。活性酸素によって起こる酸化のダメージから黄斑部を守ってくれる効果があり、加齢黄斑変性などの病気の予防や進行抑制に役立つと広く認知されている成分です。

 まとめ

目は人の印象を決めるポイントなる重要なパーツです。日照時間が長くなるこれからの季節は、特に目に入る紫外線量が増えることを忘れないでくださいね。お肌同様に対策とケアをして、若々しく健康的な目の維持をしましょう!

 

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【画像】
metamorworks/Shutterstock

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この記事を書いた人

田中由香里

わかさ生活プロアドバイザー。お客様の健康相談対応をはじめ、企業や学校、医療機関での勉強会やセミナーで目の健康の大切さを伝える活動を行っています。

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