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目にまつわるお役立ちニュース

『サンシャインメガネ』大ヒットの秘密を探る②

サンシャインメガネを語る製造メーカー社長

人生100年時代が当たり前になる中、目の健康寿命は60年から70年といわれています。
いつまでも健康な目を守る習慣をつけることがとても大切です。
そんな考えのもと『サンシャインメガネ』は、2022年夏にわかさ生活から発売されました。
「紫外線」「ブルーライト」「近赤外線」の3つの有害光線をカットする目の健康を守るメガネとしてお伝えしていくと約2年で累計50,000本を超え(※2024年9月20日時点)メガネ業界の常識を覆す大人気商品となり、サングラスの着用イメージが強い春夏だけではなく秋冬の需要も高くオールシーズン、室内外問わず求められています。

メノコト365では目とメガネの関係も交えて『サンシャインメガネ』の魅力を3回に渡ってお届けしており今回は2回目となります。

1回目はこちらからご覧ください。

3つの有害光線をバランスよくカット

太陽光の説明

サンシャインメガネは「紫外線」「ブルーライト」「近赤外線」の3つの有害な光をバランスよくカットします。
それぞれの光について、またカット率は以下となっています。

紫外線カット率

約99%
一般財団法人 日本眼鏡普及光学器検査協会調べでは、ほぼ100%カット

紫外線は一般的に、波長によってさらに3種類に分けられます。 波長が長い(可視光線に近い)方から、UV-A波(315~380nm)、UV-B波(280~315nm)、UV-C波(100~280nm)と呼ばれています。
紫外線は波長が短いほどエネルギーが強くなります。8月が1年のうちで最も強く、曇りの日でも晴れの日の50%ほどの量が降り注いでいるといわれています。太陽の光は、ビタミンDを作り出すなど体にとって必要なものですが、浴びすぎるとシミやしわ、目の病気につながります。

ブルーライトカット率

約34.9%  JIS T 7333:2018付属書基づく試験

ブルーライトは、紫外線に次いで高いエネルギーをもっています。そのため刺激性も高く、網膜や黄斑部にダメージをあたえ、網膜疾患や加齢黄斑変性症を引き起こす原因の1つと考えられています。
光の波が小さく細かい(波長が短い)ため、空中のチリやほこりによって散乱してしまいます。その影響がパソコンやテレビの画面のぶれやちらつきとして表れるため、私たちの目はピントを合わせようと一生懸命に働きます。その結果、目の筋肉や視覚を認識する脳が疲れてしまい、疲れにつながります。

近赤外線カット率

約38.5% ※780~2000㎚ 下記の平均値  下記JIS規格に基づく試験

約32.1% ※780~1300㎚(JIS T 8141:2016)
約44.9% ※1300~2000㎚(JIS T 8141:2016)

近赤外線は、それらUV-AやUV-Bよりも波長が長く肌のさらに深い所まで到達します。
短時間では皮膚へのダメージはほぼありませんが、長く浴びていると大きなダメージに繋がります。
光の波長が長い分、組織の奥まで浸透しやすく、眼底にも届いてしまい、長く浴びることで白内障になる恐れがあります。ちなみにこの白内障は強い光を浴び続ける仕事上ガラス職人に多かったので別名「硝子工白内障」とも言われています。
紫外線では到達できない筋肉レベルまで届くため、肌の弾力を保つコラーゲンにも影響し、「シワ」「たるみ」の原因にもなり光老化が促進してしまうことになるのです。

3つの有害光線以外にもカットする有害光線

『サンシャインメガネ』は3つの有害光線をカットすることは多く紹介されていますが、実は「HEV」という光までもカットしています。その詳細は次のようになります。

HEV(高エネルギー可視光線)カット率

約90.68%(380~420㎚の平均カット率)

HEV(High Energy Visible Light)とは、可視光線の中でも比較的エネルギーレベルが高い青紫色の光のことを指します。
ブルーライトの中でも400~420nmの波長はHEV(High Energy Violet Light)と呼ばれ、目の中のルテインに大きなダメージを与えます。
『ルテインアイメガネ』はHEVを約94%カットし、酸化ストレスやルテイン色素の劣化を抑えてくれる働きがあります。ルテインを保護することによって、ものがゆがんで見える黄斑変性や、白濁して見える白内障などの予防にもつながることが期待されています。この光は、太陽光以外にもスマートフォンやパソコン、LEDなどのさまざまなデジタル機器から放出されています。HEVは目に直接影響を及ぼし、長時間のデバイス使用によって目の疲れ、目の乾燥やかすみ、頭痛などが起こるなど、目の健康に悪影響を与える可能性があります。

 

目に優しい吸収カット方式

光は反射カットか、吸収カットのどちらかです。

●反射カット
極端に例えると「鏡」状態にします。すべてを反射しますのでレンズから反射し
た光も目の中に入る恐れもあります。またレンズが鏡になることで目が映ったり、
光のフレア(モヤ)やゴースト(玉、帯状)を起こし視界不良の原因になります。

●吸収カット
色の補色(反対色)作用を利用するものです。
反射カットに比べると、反射が少なく済むので目に優しいものになります。また、
カット剤を生レンズへ練り込みますので、傷やコートはがれが起きても性能面に
は影響が少なく長くご使用いただけます。

割れにくいポリカーボネイト製レンズ


一般的にメガネのレンズは眼鏡店などでカットがしやすいように専用の堅い素材のレンズを使用していることが多く、割れるレンズになっています。『サンシャインメガネ』に搭載しているレンズ素材は保護グラスにも使われている「ポリカーボネイト製」で粘土が強く割れにくいのが特徴です。現在のメガネレンズの世界基準は「割れない(割れにくい)レンズ」となっており、『サンシャインメガネ』のレンズは世界基準であるといえます。さらにポリカーボネイトの中でもランクが高い光学製品に使われる品質の高いものを使用しています。

目に優しい9層構造レンズ

9層構造レンズ

『サンシャインメガネ』は9層構造になっており、撥水、防汚、反射防止、近赤外線、ハードコート加工を施したレンズです。
多方面からの光線を吸収し、カット溶剤をレンズに練り込んでいるため、半永久的に有害光線のカット効果が持続します。

レンズのさまざまな機能をお伝えしました。
次回はフレームの魅力を探ります。

 

この記事を書いた人

奥田佳寿子

メノコト365編集長、メノコト商品担当、わかさ生活メノコトプロアドバイザー。自身も強度近視と緑内障により左目半分の視野を失う。その経験を活かしお客さまのお悩みに寄り添った活動を行っている。

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