目の病気にはさまざまなものがありますが、今回は加齢とともに発症しやすい3つの目の病気についてお伝えしたいと思います。
白内障に関しては、50代で半数、80代ではほぼ全員に見られるものなので、この機会にみなさまにお知りおきいただけたらと思います。
白内障・緑内障・加齢黄斑変性症とは⁈
白内障・緑内障・加齢黄斑変性症と、それぞれ名前に色がつきますが、実はこの3つの目の病気は原因も症状もまったく異なる病気なのです。
また、この3つの目の病気は、加齢とともに発症しやすくなる上に、両目で見ていると見え方の変化に気がつきにくいので、発見が遅れてしまうことがあります。
早期発見の為にも、わかりやすい例えでお伝えしていきますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
白内障・緑内障・加齢黄斑変性症 どう違うの？
白内障
眼の中のレンズの部分「水晶体」が白く濁ってくるため、視界がかすんだり、ぼやけたりする症状が現れます。「水晶体」はタンパク質でできており、例えるなら目玉焼きを焼いてる時に白身が透明から少しずつ不透明な白になるような感じですすんでいきます。
さらに例えるなら、透明なガラスが磨りガラスのように白く濁ってくる感じです。
白内障は加齢によるものがほとんどですが、紫外線や薬の副作用などが原因となることもあります。
初期症状では「白っぽく霞んで見える」「もやがかかったように見える」「物が二重に見える」「光が以前より眩しく感じる」などの症状が現れ、進行すると瞳孔が白っぽくなってきます。
日常生活に支障がでてくるようであれば、手術で水晶体を取り除き人工のレンズに差し替えます。
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※見え方はイメージです
緑内障
眼球は水風船のように、なかに房水という水分を含んでいます。その水分が眼球（水風船でいうと風船部分）にかかる圧（眼圧）が高くなり、風船部分にある視神経が耐えられる圧を超えてしまうと、圧迫され損傷がおき、「視野が欠ける」「視野全体が狭くなる」などの症状が現れます。
眼圧が急激に上昇する急性緑内障発作では、目の痛みや頭痛、吐き気、嘔吐、霧がかかったように見えるなどの症状が現れます。
しかし、日本人の緑内障患者の8割は、眼圧が高くない正常値にもかかわらず視神経が障害される緑内障です。これは日本人はもともと視神経が弱い民族と言われており、眼圧が正常であっても個々によって視神経が耐えられる眼圧は違ってきます。
日本の失明原因1位となっている緑内障ですが、自覚症状がなく、視野が少し欠けていても見えるほうの眼が補い視野が欠けていることに気が付きにくいため、早期発見が大切になってきます。適切な治療で視野と視力を保ちやすくなるので40歳を超えたら定期的に眼科で検診を受けましょう。
※見え方はイメージです
加齢黄斑変性症
加齢に伴い、視力に関わる大切な部分である眼の網膜の中心（黄斑部）に出血やむくみをきたし、視力が低下する病気です。「物が歪んで見える」「視野の中心部分が見えにくい」 といった症状が現れます。視野の中心部分が見え辛くなるため、文字を書く時にペンの先に焦点を合わすと見え辛いといったような症状がでます。加齢黄斑変性症は、比較的自覚症状はわかりやすいですが、片方の眼のみに症状が出た場合、もう片方の眼で見え方を補ってしまうため気付きにくい場合があります。
原因の多くは加齢によるものですが、生活習慣や栄養状態、紫外線なども影響すると言われております。
今回は、年齢とともに発症しやすい３つの目の病気の特徴をご紹介させていただきましたが、どの病気も個人では気付きにくいため、定期的な眼科の検診をおすすめします。また、医学的なアドバイスや診断については専門医にご相談ください。
最後に目に良い３つの成分をご紹介させていただきます。日頃から目のことを意識して食事に取り入れていきましょう！
最後までお読みいただきありがとうございました。
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