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4月の最終水曜日は「国際盲導犬の日」(2023年4月26日)。 盲導犬は視覚障がい者の目と心に光を灯してくれる大切なパートナー 後編

盲導犬たち

盲導犬は視覚障がい者にとって大切なパートナー。世界初の盲導犬が誕生して約100年。日本でも80年以上の歴史があり、普及のための様々な活動が行われていますがまだまだ理解は進んでいません。本日2023年4月26日は「国際盲導犬の日」です。この日をきっかけに盲導犬について知っていただきたいと思います。

前編はこちらから https://menokoto365.jp/4750/

盲導犬は不足している

盲導犬は、多い時には年間の実働頭数が1,000頭を超えていましたが、年々頭数が減ってきており2023年4月現在、842頭(ユーザー数は870人でタンデムという夫婦で1頭の盲導犬を利用している方がいるため、頭数とユーザー数に違いがある)となっています。総務省によると視覚障害を持つ方の中で盲導犬を希望している方は3,000人程度いると言われていますが、全く足りていないのが実情です。
その理由として、盲導犬を1頭育てるのに約300万円〜500万円の費用が必要で、盲導犬協会では年間を通して募金活動が行なわれており、寄付だけでは育てるには難しい現状があります。

国際盲導犬の日とは

活動する盲導犬画像1989年4月26日(水)に「国際盲導犬学校連盟(現在の国際盲導犬連盟)」が発足したことと、視覚障がい者にとって大切なパートナーである盲導犬の普及と盲導犬に対する人々の理解を高めようと1992年に毎年4月の最終水曜日を「国際盲導犬の日」として同連盟が制定したものです。

わかさ生活の盲導犬育成支援活動

わかさ生活と盲導犬育成の取り組みわかさ生活では、健康をサポートする企業として1人でも多くの方の役に立ちたいという想いから創業当初より様々な社会貢献活動に取り組んできました。
盲導犬育成支援活動はその活動の一つで、2003年から盲導犬の育成支援の取り組みとして街頭募金への参加や盲導犬協会(日本盲導犬協会・関西盲導犬協会)への寄付などを開始し、今年で21年目を迎えます。
特に「国際盲導犬の日」が制定されている4月を盲導犬育成支援月間としており、盲導犬への理解を深める活動を社内外に向けて行っています。
20年間(2023年3月まで)の活動で盲導犬協会への累計寄付総額は

56,013,908円盲導犬約18頭分

となりました。

最後に

ハーネスをつけている時の盲導犬は、パートナーのお手伝いをするという大切な仕事を担っています。
訓練された犬ですが、仕事中に突然声をかけたり食べものをあげたりすると盲導犬の気が散って事故の原因になる可能性があります。もし街で盲導犬を見かけても盲導犬には声をかけずに見守ってあげてください。また視覚障がい者は盲導犬と一緒であっても道に迷ったり、危険な場面に遭遇することも多いため、視覚障がい者の方には、「何かお手伝いできることありますか?」と声をかけていただくと何よりも心強いと思います。

引用:公益財団法人 関西盲導犬協会

 

 

この記事を書いた人

山本 旭彦

わかさ生活ヘルスキーパー。網膜色素変性症によって視野が狭くなり、暗いところも見づらい症状をもつ。視覚障がいへの理解、気軽にサポートできる環境を広めようと、「あきひこさんの一日」と称した出張授業を小学校などで継続的に実施しています。

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