文字の
サイズ

目を鍛えるトレーニング術

ビジョントレーニング眼と体のチームワーク中級「指立て体操-同じ指がだせるかな-」

メノコトビジョントレーニングシリーズ11回目は、眼と体のチームワーク中級となる「指立て体操-同じ指がだせるかな-」です。

▼プリント用にPDFとしてダウンロードする場合はこちら
ビジョントレーニング眼と体のチームワーク中級「指立て体操-同じ指がだせるかな-」

これは順番に絵と同じ指を立てていく「指立て体操」です。親指、人差し指、中指…と5本の指をランダムに立てていくので、出しにくい指もあるかもしれませんね。

【ビジョントレーニング注意事項】
・眼に病気がある方、また気になる方は、眼科を受診してビジョントレーニングを行うことが可能かどうか医師に確認してください。
・遠視、近視、乱視などがありメガネなどで矯正する必要がある場合は、矯正を行ってからトレーニングを始めてください。
・トレーニング中に眼の痛みを感じた場合はトレーニングを中止して、眼科を受診してください。

トレーニングの基本「5本の指をイラストどおりに!これが意外と難しい?」

トレーニング方法

5本の指のうち1本だけが立っている手の絵が書かれています。左上の手と同じ指を立て、右へ順番に、見たままの指を立てていきます。どの指かを考えながらになると、瞬間的には出せないかもしれません。ゆっくりやってみましょう。

どれくらいできるかの目安

眼と体のチームワーク中級編ですが、薬指を1本だけまっすぐ立てるのが難しいなど、意外と苦戦するかも。間違えないように確実に行うようにしてくださいね。スピードを意識する必要はありませんよ。

やってみよう!「単純なイラストだから、どの指が立っているかよーく見て」

1.まずは左上の手の形を見てどの指が立っているかを確認

どちらの手でもOKですが、イラストと同じ向きの、右手がやりやすいでしょう。小指が立っているので、同じように!

2.できたら右隣の手の絵をみて同じ指を立てる

左上から始めて右の絵へ。今度はどの指が立っていますか?

3.あとはそれを繰り返してどんどん次の手を目で追う

左から右まで、一段目ができたら二段目、三段目と続けていきましょう。

4.横が全部終わったら、縦向きに繰り返す

横の運動ができたら今度は、右上の絵から下へ縦に移動していきましょう。横→縦とすべてできたら終了です。

 

▼すべてのビジョントレーニングシリーズ
ビジョントレーニング無料プリント・ドリル教材

ポイント・コツ「ゆっくり確実に、手のイラストをしっかり見よう」

最初は手のイラストを見ながら「小指」「親指」…と頭の中で立てる指を唱えながらでもいいですよ。慣れてきたら、頭で考えるより先に体が動くようになるかもしれません。

見たままを真似るというのは、目と脳の連携でもあります。イラストはどの指が立っているかを読み取って、脳へ命令! そんな意識でやってみましょう。

「指立て体操」を繰り返すと、どんな効果が?

スポーツ全般や細かい作業が苦手という人は、自分の体をどう動かせばいいか、頭の中で思い描けていないことが原因の場合があります。

このトレーニングは「目で見たものを脳へ伝え、実際に体を動かす」というトレーニングです。こうしたトレーニングを繰り返したり、体幹を鍛えたりすることで、スポーツや細かい作業が少しずつラクになっていくと感じられるかもしれませんね。

イラストをみるときの目の動きも意識すれば眼球運動にも!

最初はイラストの指と同じ指を立てるという行動に意識が集中するかもしれませんが、慣れてきたらイラストを見るときの目の動きにも意識を向けてみてください。

一点から別の一点へ視線をジャンプするように動かすことも意識できれば、「眼と体のチームワーク」だけでなく、「跳躍性眼球運動」を鍛えることにもつながるでしょう。

ビジョントレーニングで鍛えられるのはひとつだけではないので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

 

■すべてのビジョントレーニングシリーズにチャレンジしたい方はこちら
ビジョントレーニング無料プリント・ドリル教材

■「眼と体のチームワーク初級」にチャレンジしたい方はこちらもチェック
ビジョントレーニング眼と体のチームワーク初級「グー・チョキ・パーのトレーニング-同じ形がだせるかな-」
ビジョントレーニング眼と体のチームワーク初級「方向体操-開いてるのはどっち?-」

■「ビジョントレーニングをもっと学びたい方」はこちらもチェック
ビジョントレーニングの方法・やり方「基本の5種類から始めてみよう!」
子どもから大人まで!事例から考える、ビジョントレーニングで期待できる効果
発達が気になる子どもにビジョントレーニングが有効な理由を北出勝也先生に聞いてみた

 

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【画像】
眼球運動トレーニングシート:監修 北出勝也先生

この記事を書いた人

戸田 友里

わかさ生活プロアドバイザー。一人でも多くの人に目の健康に関する正しい情報を伝えたいと、Webや紙面で発信する活動を行っています。ビジョントレーニング指導者1級。

こちらの記事もおすすめ