金龍水の復活と眼力稲荷大社!目のご利益スポット「大阪府泰聖寺」

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大阪府泰聖寺の天王寺七名水の写真

古くから良質な地下水に恵まれていたという大阪・天王寺区。

この地域には「天王寺七名水」と呼ばれる湧き水があり、大阪が水不足になった時も人々の生活を支えてきたのだとか。

その七名水について調べてみると、下寺町の「泰聖寺」の中に目に良い井戸水が湧いていることが発覚。通称「ガンリキさん」と呼ばれるその湧き水は、眼病回復にご利益があると言われているようです。

そんな水があるなら実際に見てみたい! ということで、メノコト編集部スタッフが現地に足を運んでみました。

眼病平癒のお寺「泰聖寺」

大阪府泰聖寺看板の写真

地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から5分ほど歩くと、目的地である泰聖寺が見えてきました。五色幕の掛かった山門からお寺の中へと入っていきます。

泰聖寺は、宝暦5(1755)年に八代将軍徳川吉宗公の弟・紹空哲山惠隆上人(じょうくうてっさんえりゅうしょうにん)によって、眼病平癒のお寺として信仰がある京都・柳谷観音楊谷寺(やなぎだにかんのんようこくじ)の大阪霊場として創建されました。

眼力稲荷大社の写真

境内には「心眼」にご利益があるといわれる「眼力稲荷大社」もあり、鎮守の神様である「眼力稲荷大明神」が「心眼、こころの眼」を授けてくださるともいわれています。まさに目のパワースポットです。

目に優しい、飲んで美味しい金龍水

「金龍水」の井戸の写真

こちらが眼病回復にご利益があるといわれている「金龍水」の井戸。

大正時代、白内障を患った人がこの水で目を洗ったところ病が治ったという言い伝えがあるそうです。それ以来、眼病に効能がある水として人々に知れ渡りました。

金龍水は眼を洗うだけでなく、飲み水としても重宝されていたようです。口当たりが甘いことから茶道にも使われていたのだとか。明治天皇にも献上されていたそうですよ。

現在は飲用が禁止されていますが、きっと美味しい水なのでしょう。

白内障の棋士を病から救った言い伝え

大阪府泰聖寺の観世音菩薩の写真

目のパワースポットとして知られるようになった泰聖寺にはこんな言い伝えがあります。

大正時代、将棋の名人である坂田三吉が白内障を患いました。棋士にとって失明は廃業を意味します。三吉の妻・コユウは三吉の回復を祈願するために自宅のすぐ近くにあった泰聖寺を訪れ、お百度参りを始めました。さらに泰聖寺の向かいの清水寺で水行を行い夫の眼病回復を祈りました。

この時コユウは身ごもっていたため、水行がたたり亡くなってしまいます。

その後、三吉の眼病は手術によって回復。晩年の三吉は「わいが生きているのは、コユウとヤナギダはんのおかげです」が口癖だったといわれています。

住職の思い「枯れた金龍水を復活させたい!」

大阪府泰聖寺の写真

かつて泰聖寺には、「金龍水」だけでなく「銀龍水」と呼ばれる井戸水も湧いていました。

しかし、2つの井戸水は太平洋戦争で堂宇が消失した際に枯れてしまい、戦後には銀龍水の上に本堂が建ち、金龍水の跡が境内に残されました。

では、なぜ一度枯れてしまった金龍水が今は再び湧いているのでしょうか。

不思議に思い、住職の純空氏にその理由を尋ねてみました。

大阪府泰聖寺本堂の写真

純空氏は、平成20(2008)年に住職に就任するまで金龍水の存在を知らなかったのだとか。境内にある井戸の跡を見て不思議に思い調べてみると、かつて井戸水が湧いていて人々に親しまれていたということが分かったそうです。

「金龍水を求めて観光客が訪ねて来たこともあり、なんとかこの井戸を復活させたいと思ったんです。井戸を洗ったり、底の泥を取り除くうちにボコボコと水が湧き出しました! その後、井戸水として綺麗に整備し、飲用することはできないけれど、かつてのように多くの方が金龍水を求めて参拝に訪れるようになったのです」

かつて人々を支えた井戸が純空氏の手で復活したのですね。それにより「眼力稲荷大社」が目のパワースポットとして再び盛り上がっているのだとか。

ガンリキさんにお参りして目の運気をアップ

大阪府泰聖寺金龍大神水看板の写真

眼病平癒、そして「金龍水」を求めて多くの人が訪れる泰聖寺。

訪れたことで、目の健康だけでなく「心の目」まで良くなって運気が上がったような気がします。

毎月21日(弘法大師のご縁日)には眼病諸願平癒のご祈祷が行われます。天王寺区にお越しの際は、泰聖寺に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

 

【アクセス】
(電車)地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘」駅下車より徒歩約5分
(車)阪神高速道路「夕陽丘I.C」より約2分
【住所】大阪府大阪市天王寺区下寺町2丁目4-10
【拝観料】無料
【参拝時間】9:00~17:00
【お問い合せ】06-6779-9196
【HP】http://www.taisyoji.com

※本記事内の情報は2019年5月時点のものです。

 

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目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。 子どもたちがいつでも健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントの開催など、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願った活動を行っています。

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