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目のご利益スポット

【群馬:草津】心も体も温まる。湯畑近く、裏草津に佇む目洗い地蔵・地蔵の湯

群馬県・草津温泉は、日本三名泉(日本三大温泉)の一つにも数えられている有名な温泉地であり、国内でも歴史ある温泉地です。
四季折々の美しい風景と、効能豊かな温泉で知られ、古くから数々の著名人をはじめとした多くの人々に愛されている草津温泉の中に、実は目のご利益スポットが隠されていることをご存じでしょうか?

この記事では、草津温泉・裏草津にある共同浴場「地蔵の湯」と、「目洗い地蔵」についてご紹介していきます。

湯畑から徒歩5分。硫黄の香り漂う「地蔵の湯」

地蔵の湯とは、草津温泉の名所、湯畑から徒歩約5分、裏草津と呼ばれるエリアに佇む無料の共同浴場であり、地元の人の生活のために設置され、地元の人たちが管理利用している入浴施設です。もちろん、観光客も利用可能で、硫黄の香りも程よく立ち込め、やや白濁したお湯は強酸性。サラリと柔らかく、入浴後の肌はつるつるとした質感が楽しめます。
施設は無人で、誰でも気軽に楽しめる入浴施設として、日々多くの人に利用されています。

ひっそりと佇む「目洗い地蔵」とは

その地蔵の湯のすぐ前の前に鎮座している2体の小さなお地蔵様。
目洗い地蔵と呼ばれ、その由来は江戸時代、目の病気に悩んでいた徳兵衛という人が、夢の中で地蔵菩薩が現れ、この温泉で目を洗えと告げられました。徳兵衛がその通りに行うと、奇跡的に目が治り、それを感謝して地蔵尊を建立したと伝えられています。この地蔵にあやかり、今では草津温泉の豊富な湯気で目を癒すことを目的とした人も多く訪れています。

(※)温泉の湯で直接目を洗うことは避けましょう

日々の目の疲れを癒したい。そんな人こそ、草津温泉を訪れた時には、ぜひ一度訪問してほしい隠れスポットです。

足湯・手湯・顔湯など変わり湯で温まろう


草津温泉街の中心部には「湯畑」と呼ばれる、温泉が湧き出ている地域があります。湯畑では、湯けむりが立ち昇る光景が見られ、風情があり、多くの人で賑わいを見せています。実はこの草津温泉には、「立ち寄り湯」と呼ばれる時間貸しの日帰り入浴のほか、24時間誰でも気軽に楽しめる「足湯」や、手を洗い、殺菌・消毒を行う「手洗い乃湯」、湯気が湧きたつ小さな枠に顔を埋めて蒸気を顔全体に浴びる「顔湯」など、ちょっと変わった無料共同湯が多数点在しています。


年中無休で、しかも無料で入れるのが嬉しいポイント。喧騒から離れて、一泊でのんびりと温泉三昧はもちろん、ゆっくり入浴するには時間がない時にでも、手軽に温泉気分を楽しめるのもいいですね。

温泉の泉質・効能は?


草津温泉の泉質は硫黄泉であり、硫黄の特有の匂いが漂います。硫黄成分が豊富であるため、肌に良いとされ、美肌効果が期待されています。草津温泉のお湯は非常に熱いことで知られています。湯畑で見るあの湯けむりは、高温な源泉を冷たい空気に触れることで温度を下げているのです。

■泉質酸性・含硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(酸性低張性高温泉)※湯畑源泉

■効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節の強張り、打ち身、挫き、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進、慢性皮膚病、動脈硬化症、切り傷、火傷、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病・高血圧症など

■禁忌症
急性疾患、活動性の結核、悪性腫瘍、重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、その他一般的に病勢進行中の疾患、皮膚、粘膜の過敏な人

四季折々の美しい景色の中で、温かいお湯に癒される不思議な空間、それが草津温泉です。
お参りを兼ねて、心も体もあたたまる、そんな至福の時間を過ごしてみませんか?

参考文献

https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/onsen/meito/commentary.php

>アクセス
地蔵の湯・目洗い地蔵
バス停(草津温泉/JRバス関東)徒歩3分

>住所
群馬県吾妻郡草津町草津302

>備考
営業時間:8:00-22:00

この記事を書いた人

山本 エミ

Webライター、編集者。学生時代は両目視力2.0をもちながら、現在は左右の目の視力差が大きい「不同視(ガチャ目)」に悩む日々。現代病である疲れ目など、目の健康に役立つ記事を中心に執筆している。

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