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目のご利益スポット

【四国:徳島】鳴門の目の神様 徳島県・葛城神社

葛城神社

うず潮や鳴門金時で有名な徳島県鳴門市にある葛城神社は、「鳴門の目の神様」として地元では有名なのだとか。

徳島県の葛城神社について、ご紹介します。

 

葛城神社について

葛城神社は、奈良県御所市にある葛城神社の分社として、天喜年間(1050年頃)に創建されました。

第22代雄略天皇が大和(現在の奈良県)の葛城山で猟を楽しまれていた時、天皇と同じ姿の神様が現れました。
そして「私は悪事も一言、善事も一言にて言放つ言離神(ことさかのかみ)、葛城一言主神なり」と告げたため、天皇は恐縮し、ご一緒に猟をされました。
その際、天皇に飛びかかってきた大きな猪を一言主神が倒したことから、一命を取り留めた天皇は、一言主神を奈良・葛城神社のご祭神とされました。

 

鳴門の目の神様

目を洗う御神水

鳴門海峡に近く、瀬戸内海の潮の香りが漂う場所にある葛城神社。
「目の神様」として、鳴門市では誰もが知っている程有名です。
ここには、なぜ目の神様として有名なのかが分かる、あるいい伝えが残されています。

第39代天智天皇が九州に船で巡幸される時に一言主神もご一緒し、途中で粟田(葛城神社がある場所)の浜に立ち寄り、しばらく滞在されました。
ある時、天智天皇と共に釣りをしに浜へ向かう途中、乗っていた馬がつまずき、一言主神は馬から落ちてしまいます。
さらに災難にも一言主神は木の切り株に目をぶつけてしまいました。
目を患われた一言主神は養生のため、ひとり粟田に残ります。ある日、井戸水で目を洗ったところ、なんと眼病が治ったといわれています。
喜んだ一言主神は眼病での苦しみを忘れず、目の病で苦しんでいる人たちのために、徳島・葛城神社の祭神として、加護すると誓われました。

以来、「葛城神社で祈願したところ目の病が治った」という人が参拝者に多いことから、「鳴門の目の神様」として有名になりました。

また、葛城神社には鳥居から、本堂に向かう途中に、一言主神が目の傷を癒すために使ったといわれている、「柳の井戸」があります。現在でもこの霊水で目を清めたり、また容器に入れて持ち帰る方も大勢いるそうです。

 

めがね塚

めがね塚

本堂の向かい側に、「めがね塚」があります。

めがね塚は約10年前に、徳島県めがね商連合会によって建立されました。
毎年10月1日の「めがねの日」には、「めがね供養」が行われます。

供養後、約1000本もの眼鏡は眼鏡を徳島県めがね商連合会に加盟している眼鏡店によって、修理がなされ、タイの山間部や農村部の地域の眼鏡を必要とする人々に届けられ、再び活躍しています。
みなさまも使わなくなった眼鏡があれば、徳島県めがね商連合会加盟の店舗に預けることができ、店舗から神社に奉納されます。

鳴門公園から車で約10分の距離ですので、巨大なうず潮を見たあとに、「葛城神社」でひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

現代のご利益エピソード

葛城神社

葛城神社でお参り・ご祈祷を受けて目が良くなったというエピソードを、たくさん神主さんからお聞きしました。
「未熟児として生まれ、お医者さんから一生目は見えないかもしれないと言われていた子どもが、ご祈祷を受けましたところ、何の異常も見られず元気に育っています。床に落ちていたほんの小さな糸くずを拾い上げて見せてくれたと、ご両親が喜んでいらっしゃいました。また、交通事故に遭い、頭を打ってしまい目が見えなくなってしまったおばあちゃんが居ましたが、今は編み物もできるほどに回復し、何不自由なく過ごしています。当社には東京にも信者がいます」とのことです。

 

>アクセス
鳴門市バス「粟田北灘東小学校」下車 徒歩約15分
JR「鳴門」駅下車 車で約20分

>住所
徳島県鳴門市北灘町粟田字池谷2

>お問い合せ
088-682-0135

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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