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目を鍛えるトレーニング術

ビジョントレーニング動画編③-瞬間視Part2-

ビジョントレーニング瞬間視パート2のトップ画像

今回のメノコトビジョントレーニングシリーズ動画編は、瞬間的に出る画像を目で捉える「瞬間視Part2」です。

「瞬間視Part2」の動画はこちら
※YouTubeに移動します。

瞬間視とは、画面に一瞬だけ見える文字をとらえるチカラです。その文字をつなげるとある言葉になっているので、それが何かを答えましょう。練習問題からはじめ、文字の出るスピードがだんだん速くなり難易度がアップします。一文字一文字を一瞬でとらえる、その文字をつないで言葉にするといった、目と脳を使うトレーニングになっています。

生活の中で使われる様々な視覚機能 

私たちは「瞬間視」以外にも、生活の中で様々な「視力」を使っています。

一般的に「視力が良い」「視力が悪い」という時には、5メートル離れたところからランドルト環(一部が切れている輪)や文字が並んだ視力検査表でどの大きさまで見えるかを調べる「遠見視力」を指すことが多いです。

また、目から30cm程度離して近くがどれだけはっきり見えているかを測る「近見視力」もありますが、どちらも対象物と対象者が止まっている状態で見る「静止視力」です。

対して、動いている対象物を目で追って見るときに使うのが「動体視力」です。さらに動体視力には、道を走る車の動きのような、左右水平方向の動きを識別する「DVA動体視力」とピッチャーが投げるボールのような、前後方向の動きを識別する「KVA動体視力」の2種類に分けることができます。

他にも、顔を動かさずに見える視野の広さをはかる「周辺視力」、遠近感を把握する「深視力」、そして一瞬で文字や図形などを認識し記憶する視覚機能を「瞬間視力」といいます。

これら様々な視覚機能はスポーツだけではなく、日常生活においても必要なものです。例えば自転車や車を運転する際には、周りの状況を素早く把握して判断することが安全運転につながります。

こちらのトレーニング「瞬間視」は、見たものを瞬間的にとらえて認識し、次の行動に移す能力です。

例えば、サッカーやバスケットボールなど、複数のプレイヤーが動いて行う競技の場合、敵と味方を見分け、その位置を認識しプレイする必要があります。それを素早くできれば相手チームよりも有利になるかもしれません。

年齢とともに衰えがちな視覚機能を維持できる?!

それでは、実際にやってみましょう。画面のどこかに一瞬だけ文字が出ます。それらをつなげると一つの言葉になっていますので、出てきた文字を覚えておきましょう。

また、この瞬間視トレーニングでは、ほかの視覚機能も使います。

出てくる文字と文字の間は離れていますので、目をジャンプさせるように動かす「跳躍性眼球運動」、頭を動かさずに見える範囲の文字をとらえる「周辺視野」などです。

実は視野や素早い眼球運動などは、年齢とともに低下するといわれています。周囲が見えていないとぶつかったり転んだり、ケガをしやすくなるため、トレーニングで維持できればうれしいですね。

練習問題のあと、本番は徐々に難易度が上がります。一瞬しか出ないからといって焦って頭を動かさないように注意しましょう。目を動かす筋肉は緊張した状態よりもリラックスしている状態のほうが柔軟に動くため、ゲーム感覚で楽しむくらいが良いといわれています。

手近なものでトレーニングしてみる

瞬間視は動画のトレーニング以外に、身近なものでもできます。例えば、移動で電車やバスに乗った時に、電話番号や住所など目に入った数ケタの数字を覚えて、後で思い出してみる。キャッチコピーを正確に覚えて書き出してみるなどができますね。

継続的なトレーニングを

どんな人も何もしなければ年齢とともに様々な機能が衰えていきます。私たちは情報の8割以上を目から取り入れていますので、視覚機能の衰えによる影響は大きいことが想像できます。特別なスポーツをしていなくても、日常生活で必要な視覚機能は見るだけにとどまらず、そのあとの判断や行動に繋がるからこそ、維持できるように日頃からトレーニングなどを継続することがおすすめです。

「瞬間視Part2」の動画はこちら

【ビジョントレーニング注意事項】
・眼に病気がある方、また気になる方は、眼科を受診してビジョントレーニングを行うことが可能かどうか医師に確認してください。
・遠視、近視、乱視などがありメガネなどで矯正する必要がある場合は、矯正を行ってからトレーニングを始めてください。
・トレーニング中に眼の痛みを感じた場合はトレーニングを中止して、眼科を受診してください。

 

※ 本サイトにおける各専門家による情報提供は、診断行為や治療に代わるものではなく、正確性や有効性を保証するものでもありません。個別の症状について診断、治療を求める場合は、医師より適切な診断と治療を受けてください。

【監修】
久永涼子(ひさなが りょうこ)
ビジョントレーニング指導者2級、管理栄養士。
メンタルウェルネストレーニング(MWT)協会にてビジョントレーニングの基礎的な知識と実践を習得。管理栄養士の知識も活かし、高校の野球部員への指導、健康講座の実施など幅広く活動。

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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