目を鍛えるトレーニング術

ビジョントレーニング跳躍性眼球運動初級「記号さがし-指定された記号を見つけよう-」

記号さがし初級

メノコトビジョントレーニング第29回目は、眼球運動初級の「指定された記号を見つけよう」です。

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ビジョントレーニング跳躍性眼球運動初級「記号探し-指定された記号を見つけよう-」

これは、いくつか並んだ記号の中から指定された記号を見つける「記号さがし」で、眼球運動トレーニングの中では初級になります。一つひとつの記号を丁寧に見るというより、目的の場所に素早く眼を動かす運動です。

【ビジョントレーニング注意事項】
・眼に病気がある方、また気になる方は、眼科を受診してビジョントレーニングを行うことが可能かどうか医師に確認してください。
・遠視、近視、乱視などがありメガネなどで矯正する必要がある場合は、矯正を行ってからトレーニングを始めてください。
・トレーニング中に眼の痛みを感じた場合はトレーニングを中止して、眼科を受診してください。

ビジョントレーニングとは

ビジョントレーニングとは視覚機能、つまり「見る力」を高めるためのトレーニングです。ものを見るために必要な機能は様々あり、その一つが「視力」です。

視力とは眼に映った画像を鮮明に捉える能力のことで、切れ目のある輪(ランドルト環)を使って調べます。皆さんも学校や眼科などで検査をしたことがあるのではないでしょうか。検査の時を思い出していただくとわかるように、「視力」は止まっているものの形を見分ける力です。

さらに、普段の生活では動くものを眼で追ったり、2つのものを見比べたりするなど、視線を動かしながらピントを合わせる力「眼球運動」も必要です。

また、眼で捉えた情報を脳へ送り、そのものを把握する力「視空間認知」、必要に応じて適切に体を動かす力「眼と体のチームワーク」も必要になります。例えば、飛んできたボールを視界で捉え、当たらずによけられるのは、これらの機能がしっかり働いているからといえます。

ビジョントレーニングは、こうした視覚機能を高めるトレーニングで、眼だけを動かす運動から、全身を使うものまでやり方は様々です。今回は、眼球運動のひとつである「跳躍性眼球運動」を紹介します。

視線をジャンプさせる動き「跳躍性眼球運動」

跳躍性眼球運動は、ある1点から別の1点へ視線をジャンプさせる眼球運動のこと。素早く眼を動かして対象物を捉える力です。早く正確に自分が必要な情報を視覚で得るためにはこの跳躍性眼球運動が重要です。この働きが改善されると、本を読んだり黒板を写したり、学校生活などで必要なことへの苦手意識が減るかもしれません。 

トレーニング方法

跳躍性眼球運動は、図や数字、文字などがランダムに並んだ中から、指定されたものを素早く見つけるというトレーニングを行います。紙に印刷したワークシートを使ったり、ホワイトボードに貼り付けたり、自分がやりやすい方法で行うと良いでしょう。

どれくらいできるかの目安

制限時間はないので、最初にトレーニングした時の時間を記録しておき、2回目はその時より早く見つけられるようにするなど、楽しくトレーニングしましょう。どんどん早くなっていくのが理想ですが、場所を覚えているから早いというのでは眼球運動にならないので、ワークシートをまねて好きな図を書いてみるなど、楽しく行えるよう工夫しましょう。

学校など数人で行う場合は、記号を書いた紙をランダムに貼り付けたホワイトボードを2台用意して、競争するのも良いかもしれません。トレーニングはゲーム感覚で楽しんで行うほうが効果的ともいわれていますし、続ける秘訣かもしれませんね。

やり方のポイント

眼球運動は頭を動かさないで、眼だけを動かすのがポイント。しっかり眼の筋肉を動かすようにしましょう。また、一生懸命見ようとして息を止めたり肩に力が入りすぎたりしないようにするのも大事です。

やってみよう!形が同じ記号を見つけられるかな

1.まずは形の指定だけをして▲を探してみましょう。

右上の記号から順番に縦に目を動かしながら▲を探します。カラフルな記号が並んでいますが惑わされないで見つけられましたか?

2.次の▲を探そう

このシートには他にも▲があるので、次の▲を探しましょう。

3.▲はいくつ見つかりましたか

このシートには2つの▲がありましたね。素早く見つけられたでしょうか。

このシートは初級編なので同じ形の記号を見つけるのも、それほど難しくなかったかもしれません。形と色を指定するなど、やり方は色々。どちらにしても素早く視線を動かして目的の記号を見つけましょう。

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このトレーニングで文字を見るのが楽になる?!

私たちの目がものを見るためには「視力」だけでなく、見たいものに視線やピントを合わせることのほか、形や色を見分けたり、見たものを脳で認識して体を動かしたり、様々な「見る力」が必要です。これら「視覚機能」がしっかり働くことで、ものを正しく、はっきりと捉えることができるのです。

例えば音読をすると同じ行を何度も読んでしまう、黒板の文字を写すのに非常に時間がかかる、文字が二重に見えるなど、見え方に悩む場合があります。もしかしたら「視覚機能」に何らかの問題があるのかもしれません。

眼球運動を続けることで、眼の動きが良くなり、しっかりと見たいものを捉えて、それを脳に伝えることがスムーズに行えることが期待できます。

長時間より毎日5分。楽しみながら続けよう

同じシートだと場所を覚えてしまったり、飽きてしまったりするので、続けにくいようであれば、白紙の紙に好きな記号を書いてオリジナルを作ってみるのもおすすめです。

トレーニングは長時間続ける必要はありません。毎日5分でも続けるほうが良いとされています。ぜひ、楽しんで続けてみてくださいね。

【画像】
ビジョントレーニングシート:監修 北出勝也先生

 

 

 

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この記事を書いた人

戸田 友里

わかさ生活プロアドバイザー。お客様の健康相談対応をはじめ、一人でも多くの人に目の健康に関する正しい情報を伝えたいと、Webや紙面で発信する活動を行っています。

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