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目のご利益スポット

津軽藩主の眼病も快癒!目のご利益スポット「青森県大鰐温泉」

津軽の奥座敷「大鰐(おおわに)温泉」。町名に「ワニ」と付けられていることから、町のマスコットにワニが起用され、町内の各所でワニと出会うことができます。その昔、この地から湧き出る温泉で目を洗ったところ、眼病が治った人がいたのだとか。

今回はメノコト編集部スタッフが大鰐町に足を運び、眼病にご利益のある温泉について調べてきました!

病を治す不思議なお湯「大鰐温泉」

大鰐町ワニの写真

JR奥羽本線「大鰐温泉」駅で降りて少し歩くと、旅館が立ち並ぶ温泉街に到着しました。平川沿いに並ぶ温泉宿の景色は風情があり、ゆったりとした時間が流れています。「大鰐の湯っこ」といわれ親しまれている大鰐温泉は、今から800年以上も前に発見されたそうです。

建久年間に東国を行脚していた円智(えんち)上人がこの地で病を患い、眼病平癒を願って大日如来に祈願したといいます。すると、夢枕に現れた童子が「土用丑の日、丑の刻に温泉に入ると病は治る」と告げたのだそう。翌日、円智は童子が告げた方角へ行ってみると、こんこんと湧き出る温泉を見つけました。そして、お告げに従い丑の刻に入浴したところ、円智の病は全快しました。この不思議なお話が、大鰐温泉の始まりと言われています。

眼病平癒を喜んだ津軽藩主が建てた「湯魂石薬師堂」

大鰐温泉石碑の写真

長い歴史の中で病気平癒を願う多くの人々に親しまれてきた大鰐温泉には、眼病平癒にまつわるこんな逸話が残されています。

温泉街の中のゆけむり通りには、津軽藩初代藩主・津軽為信が眼病快癒を喜んで建てた「湯魂石薬師堂(ゆだまいしやくしどう)」があります。当時、目の難病を患っていた為信は、夢の中に現れた薬師如来から「大鰐の茶臼山の下から湧き出る温泉で目を洗えば必ず治る」とお告げを受けたのだとか。為信は言われたとおり茶臼山の下へ行ってみると、大石の下から湧き出るお湯を発見。目を洗ったところ眼病が快癒し、喜んだ為信は大石の上に祠を建てられたといわれています。これが今も残る「湯魂石薬師堂」です。

大鰐温泉湧き水の写真

その後、三代目藩主の信義がこの地に御仮屋を設け、大鰐温泉は津軽藩主歴代の湯として利用されてきました。現在、「湯魂石薬師堂」には足湯があり地元の方や観光客の憩いの場となっています。

名産品を味わいながら、眼病平癒祈願の旅を

大鰐温泉もやし

大鰐温泉には、温泉以外にも見どころがたくさんあります。温泉の熱と温泉水のみで栽培される「大鰐温泉もやし」をはじめ、「マルシチの味噌・醤油」などの美味しい名産品はぜひ味わってほしい逸品です。また、100年の歴史を持つスキー場もあり、ウィンタースポーツが好きな方にもおすすめです。

眼病をはじめ、体の不調が気になる方は大鰐温泉に浸かってリフレッシュしませんか?心も体も元気になれる場所です。

<大鰐町役場>
【アクセス】JR「大鰐温泉」駅から徒歩約10分
【住所】青森県南津軽郡大鰐町大字大鰐羽黒館5−3
【お問い合せ】0172-48-2111(大鰐町役場 企画観光係)
【HP】http://www.town.owani.lg.jp/

※本記事内での情報は2020年1月時点のものです。

 

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この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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