糖尿病が原因で視覚障害の恐れも
糖尿病は血糖値が上がる病気として有名ですが、実は糖尿病になると目の網膜が悪くなり、進行すると視覚障害の危険が高まります。
網膜には毛細血管という、とても細い血管がたくさんあります。
目は体の中で、血管の状態を肉眼で調べることができる唯一の器官であり、眼科で糖尿病や高血圧などの状態を診ることもできます。
視覚障害の主な原因
視覚障害になる病気の第1位は緑内障で、糖尿病網膜症は第2位。緑内障は70歳代以降に多く、糖尿病網膜症は50~60歳代に多いと報告されています。
糖尿病になると血液中の糖が増え、血液がドロドロになってしまいます。そうなると目の網膜にある細い血管「毛細血管」が切れてしまい、出血をおこして、ひどいときには失明してしまうのです。
糖尿病による視覚障害を防ぐには、血糖値を上げない食事、栄養バランス、運動がなにより大切です。近年、ビルベリーなどに含まれるポリフェノールの成分が糖尿病などの生活習慣病を予防し、メタボリックシンドロームを改善する可能性が注目され研究されています。