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目の症状や病気と予防・治療法

2025年の花粉飛散量は過去最多に匹敵?  今からできる目の対策

花粉症の文字を表している画像

2025年の花粉シーズンは、例年以上に厳しい状況が予想されています。
特に西日本を中心に、過去10年で最も多いか、もしくはそれに匹敵するほどの大量の花粉飛散が予測されています。花粉症の方はもちろん、これまで症状を感じていなかった方も、目の不快感やアレルギー症状に悩まされる可能性が高まっています。花粉症による目の症状は、生活の質を大きく低下させます。かゆみや充血、涙が出るなど、さまざまな不快な症状に悩まされている方も多いでしょう。

この記事では、2025年の花粉シーズンに向けて、今からできる目の対策について詳しくご紹介します。

2025年の花粉飛散予測

2025年画像

春になると、花粉症に悩まされる人が増えますよね。くしゃみや鼻水だけでなく、目がかゆくて仕方ないという人も多いのではないでしょうか。2025年の春は、例年以上に厳しい花粉シーズンとなることが予想されています。特に西日本を中心に、過去10年で最も多い花粉が飛散する可能性があり、花粉症の方はもちろん、これまで症状を感じていなかった方も注意が必要です。2025年の花粉飛散量が多い理由として、前年の夏の記録的な高温によって、植物の成長が促進され、花粉の生産量を増やしたと考えられています。また、2024年の春は花粉の飛散量が少なかった地域が多かったため、その反動で2025年は大量の花粉が飛散する可能性が高まっています。

飛散量は、九州から近畿、東北南部にかけて非常に多くなると予測されています。特に、九州から近畿では、前年の3倍以上、平年の2倍以上の花粉が飛散する可能性があり、過去10年で最悪のシーズンとなる可能性も指摘されています。関東甲信や東海地域でも多くの花粉が飛散すると予測されています。

また、今年の春はスギ花粉だけでなく、ヒノキ花粉やシラカバ花粉の飛散も多くなることが予想されています。特に、北海道ではシラカバ花粉が4月下旬から飛散を開始する見込みで、花粉症症状の悪化につながる可能性があります。花粉症の方は、花粉対策グッズの活用や、室内環境の整備のほか、早めに医師に相談し、適切な治療を受けることが大切です。

目の症状が重症化するメカニズム

花粉に悩む女性画像花粉症は、花粉というアレルゲン(アレルギーを引き起こす物質)が体内に侵入することで、免疫システムが過剰に反応し、様々な症状を引き起こすアレルギー疾患です。
目がかゆくなるのは、花粉が目に触れることで、体が異物と認識し、ヒスタミンなどのアレルギー反応を引き起こすためです。このヒスタミンが、目の血管を広げたり、神経を刺激したりすることで、かゆみ、充血、涙が出るなどの症状が現れます。

花粉症の目の症状は、軽度であれば目薬などで対処できますが、重症化すると日常生活に支障をきたすこともあります。症状が重症化する原因としては、以下のものが考えられます。

花粉症による目の症状は、花粉が原因で起こるアレルギー反応の一つです。症状を悪化させないためには、花粉との接触を避け、適切な治療を受けることが大切です。

 

今から始める目の予防対策

サンシャインメガネ カバータイプ 

来る春に備え、花粉症による目の症状を悪化させないための対策を5つご紹介します。これらの対策をしっかりと行うことで、快適に過ごせるようになるかもしれません。

1. 花粉対策メガネを着用する

花粉対策メガネは、花粉が直接目に触れるのを防ぐ効果があります。外出時には必ず着用するようにしましょう。特に、風が強い日や花粉の飛散量が多い日は、しっかりとガードすることが大切です。
※参考商品:サンシャインメガネカバータイプ

2. 室内を清潔に保つ

室内に花粉を持ち込まないよう、こまめな換気や掃除を行いましょう。特に、玄関や窓際は、花粉が溜まりやすい場所なので、こまめに掃除機をかけたり、濡れた布で拭き取ったりしましょう。また、空気清浄機を使用することで、室内の空気をきれいに保つことができます。

3. 目を洗い流す

外出から帰ったら、こまめに手を洗い、顔を洗うようにしましょう。特に、目は花粉がつきやすいので、洗眼液で目を洗い流すのも効果的です。洗眼液は、ドラッグストアなどで手軽に購入できます。

4. 薬を上手に活用する

市販の目薬や内服薬には、アレルギー症状を抑える効果があります。症状が軽いうちは、これらの薬で様子を見るのも良いでしょう。ただし、症状がひどい場合は、必ず眼科を受診し、医師に相談しましょう。

5. 眼科医に相談

市販薬で症状が改善しない場合や、目が赤くなったり、腫れたりするなどの症状がある場合は、早めに眼科を受診しましょう。眼科医は、あなたの症状に合わせて適切な治療法を提案してくれます。

花粉症による目の症状は、放置しておくと悪化してしまう可能性があります。上記の対策をしっかりと行い、快適な毎日を送りましょう。

 

花粉が多い日はこう過ごそう!快適に過ごすための対策

空気清浄機の設置画像

花粉が飛び交う季節は、くしゃみや鼻水、そして目のかゆみなど、つらい症状に悩まされる人が多くいます。特に、外出時は花粉と直接対峙するため、より一層注意が必要です。ここからは、花粉が多い日に快適に過ごすための対策についてご紹介します。

外出前にしっかりと準備をすることで、花粉の侵入を防ぐことができます。まずは服装選びから。花粉が付着しにくいツルツルとした素材の洋服を選びましょう。綿やポリエステル素材がおすすめです。また、花粉症用のマスクを着用することで、鼻や口から花粉が侵入するのを防ぎます。コンタクトレンズではなく、メガネをかけることで、花粉が直接目に触れるのを防ぎます。帽子をかぶると、髪に花粉が付着するのを防ぐことができます。

花粉は一般的に午前10時頃から午後3時頃にかけて多く飛散します。この時間帯の外出は控えましょう。また、風が強い日は花粉が舞い上がりやすいため、外出を控えましょう。
外出から帰ったら、花粉を室内に持ち込まないための対策が大切です。玄関先で服を払い、髪をブラッシングするなど、外で付着した花粉をここで落としましょう。外で着ていた服は、花粉が付着している可能性が高いので、すぐに着替えることをおすすめします。

花粉症の症状を少しでも軽減するためには、花粉との接触を避けることが大切です。花粉の飛散状況は、地域や季節によって異なります。最新の情報をこまめにチェックして、今年の春も快適に過ごしましょう。

 

 

 

この記事を書いた人

山本 エミ

Webライター、編集者。学生時代は両目視力2.0をもちながら、現在は左右の目の視力差が大きい「不同視(ガチャ目)」に悩む日々。現代病である疲れ目など、目の健康に役立つ記事を中心に執筆している。

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