梅雨時は頭痛やだるさ、食欲不振のほか、疲れ目やかすみ目など目の不調を感じる方も増えます。梅雨は1年の中でも体調を崩しやすく、特に自分自身のケアが大事な時季なのです。
その疲れ目やかすみ目、実は天気の影響かも!?
目の疲れは、パソコンやスマートフォンなどによる目の酷使が原因と思いがちですが、実は気候の変動も影響しています。一般的には梅雨の季節は、気圧や気温、湿度の変動で自律神経が乱れ、頭痛や肩こり、倦怠感が出やすい時期で知られていますが、疲れ目やかすみ目などの目の不調も同じように起きやすい時季です。
また、梅雨時は視力の低下を感じる方も多くなります。その理由は、「瞳孔(黒目)の大きさ」です。私たちは白目の内側にある虹彩を調整することにより目に取り組む光の量を調整しています。雨や曇りのような暗い日には、光をたくさん取り組むために虹彩が絞られ、瞳孔が大きくなります。こうして光が多く入ってくると眩しく感じ、目の調整機能も狂って、ピントが合いづらくなるのです。
乾燥も目の大敵 雨の日の過ごし方にも要注意
暑くなってエアコンを使い始めると、乾燥対策も必要になってきます。エアコンによって部屋の空気が乾燥すると目も乾いて、疲れや痛み、充血が生じやすくなるのです。
さらに外出が億劫な雨の日は屋内でパソコンやテレビ、読書など目を酷使する時間が長くなり、眼精疲労も招きやすいといえます。
生活習慣を見直して梅雨の時期もすっきり過ごそう
生活習慣で気を付けるポイント
- 部屋の照明が薄暗く感じる時はデスクライトを使う
- 扇風機を回してエアコンの風が直接あたらないようにする
- ローズやラベンダーなどの好きな香りでリラックスする
- 栄養バランスの良い食事を摂る
- 目薬を使ってうるおいを保つ
- アイマスクやホットタオルで目を温める
梅雨は目が疲れる要因が多いので、自律神経を整え、目にも優しい生活習慣を心がけることが大切です。雨が降るとただでさえ視界が悪く気分もどんよりしがち。目の健康を維持して晴れやかな気分で過ごしましょう。