前編※では、寝ながらスマホをさわることや食生活の乱れが視力低下につながるということを解説しました。後編では、呼吸が浅いことがどのようにして視力低下につながるかとその対策を解説します。
※生活習慣の乱れが視力低下につながる?NG行動とその対策を3つ紹介【前編】
https://menokoto365.jp/4960/
NG行動3.呼吸が浅くなってしまう
自分が普段している呼吸の深さが視力低下につながるということは、あまり知られていません。というのも、前編で紹介したNG行動と違って、呼吸は無意識にするものなので、本人が意識する機会が少ないのです。
呼吸が浅いと、体に酸素を取り入れる量が減ってしまいます。体内の酸素が減ってしまうと、血液中の酸素濃度の低下を招き、近視や老眼の進行を早めてしまう可能性があります。
具体的には、呼吸が浅いことによる目の酸素不足により、角膜細胞中の新陳代謝が低下して老化を早めてしまいます。
呼吸の基本は「ちゃんと吐く」。まずは「いーち、にー、さーん」と頭の中で数えながら、ゆっくりと口から息を吐き出すなど意識して呼吸をしてみましょう。
対策:定期的に運動する
人はストレスや運動不足によって呼吸が浅くなってしまいます。運動不足が続くと、心肺機能が弱まり日常的に呼吸が浅くなることも。
定期的な運動を日常に取り入れれば、ストレス解消と心肺機能の強化につながり、視力低下や老化の進行を遅らせられるかもしれません。
1日30分だけでいいので、ジョギングやウォーキングをしましょう。太陽に含まれるバイオレットライトは、近視改善にもつながるためなるべく日中に運動することをおすすめします。
【注意】筋トレは目にダメージを与えてしまうかも
運動が目にいいからといって、筋トレばかりするのは逆にダメージを与えてしまうかもしれません。なぜかというと、筋トレなど一瞬で力を入れる運動は、眼圧が急激にあがってしまうため、さいあく眼底出血になるおそれがあるからです。
筋トレをする時やなにか重い物を持ち上げるときは、息を止めるのではなく息を吸いながら行いましょう。息を止めて力を入れる行為は、目だけでなく脳にもダメージを与えてしまうため、極力避けてください。
まとめ
本記事では前編後編にわけて、普段してしまいがちな生活習慣が視力低下につながってしまうことを解説しました。最近では、テレワークが増えたことで周りの目を気にする機会が減ってしまい生活習慣が乱れてしまったという方もいるのではないでしょうか?
生活習慣の乱れと視力は密接に関わっています。大事な目を守るためにも、本記事を参考にしてください。
【参考文献】
真鍋眼科「筋トレで眼底出血」
戸塚駅前鈴木眼科「視力低下を引き起こす3つのNG習慣」
あくつクリニック「視力にいい生活習慣」