仕事中、目が痛くて業務に集中できないと悩んでいませんか?
眼精疲労が原因で、現在の仕事を辞めざるを得ないという方も出てきています。改めて仕事を探すのは大変ですよね。もしかしたら、仕事を辞めずに眼精疲労が軽減するかもしれません。
本記事では、仕事が原因で眼精疲労になってしまった方に向けて、個人でできる対策方法を紹介しています。ぜひ最後までご覧ください。
眼精疲労で仕事を辞めたいと思っている人は多い
求人サイトが調査した「事務職を辞めたいと思うときに関する意識調査」によると、眼精疲労が原因で仕事を辞めたいと思っている方は、なんと全体で2位でした。
1位の「仕事が単調でやりがいを感じない」に次ぐ票の多さで、目のトラブルで仕事に影響を与えている方は非常に多いのです。
なぜこのように、多くの方が眼精疲労に悩むのでしょうか。対策をするには、まず原因を知らないといけません。眼精疲労になる原因を次で説明します。
そもそも何故、眼精疲労になるのか
眼精疲労の原因として挙げられるのが、長時間のオフィスワークです。しかし、オフィスワークだけが原因で眼精疲労になるというものではありません。もう少し具体的にみていきましょう。眼精疲労になる原因は、大きく分けて以下の2つです。
- 近くのものをずっと見続けている
- コンタクトや目薬に頼りきっている
それぞれ解説します。
近くのものをずっと見続けている
オフィスワークをされている方は、長時間PCと向き合い続けます。つまり、近くのものをずっと見続けていることになるので、目のピント調節機能が働かなくなります。それが眼精疲労につながるのです。
具体的には、毛様体筋といって目のピントを調節する筋肉があるのですが、近くのものを見るときに、その筋肉が縮みます。長時間PCを見続けることで、毛様体筋が縮みっぱなしになり、凝り固まってしまいます。結果的に眼精疲労につながるのです。
目薬やコンタクトに頼りきっている
目が疲れているからといって、仕事はなかなか休めませんよね。疲れ目の対策として目薬を点す方も多いと思います。しかし、目薬の多用は目の本来の機能を弱めてしまう可能性があります。多用せず、用法用量を必ず守りましょう。
また、コンタクトも目に悪影響を与える可能性があります。オフィスは空調が効いているため、乾燥しやすくドライアイになりやすい環境です。その環境でコンタクトを着用し続けると、目にダメージが入りやすくなり、眼精疲労とそれ以外の目の症状も誘発してしまいかねません。なるべくメガネの着用をおすすめします。
眼精疲労を和らげる対策
ここでは、忙しい社会人でもできる眼精疲労対策を紹介します。今日からできる対策もあるので、ぜひ実践してみてください。対策方法は以下の5つ
- ブルーライトカットメガネを使う
- 1日の終わりに目の周りを温める/冷やす
- PCと目の距離は40cm以上離す
- 積極的に休む 睡眠を十分にとる
- 目によい栄養素やサプリメントを摂取する
それぞれ解説します。
ブルーライトカットメガネを使う
ブルーライトカットメガネは、PCやスマホなどのディスプレイから発せられる強い光「ブルーライト」から目を守ってくれるメガネです。PCメガネとも呼ばれています。
ブルーライトが目に与える影響については、まだ明確に判明していません。しかし、筆者もブルーライトカットメガネを使用しているのですが、してる日としてない日とでは明らかに目の疲労度が違います。ぜひ利用してみてください。
1日の終わりに目の周りを温める/冷やす
仕事中に目のケアをするのは難しいですよね。目の疲れを解消させるために、寝る前などの1日の終わりに蒸したタオルで目の周りを温めましょう。
眼精疲労の原因は、毛様体筋が縮みっぱなしになり、凝り固まることです。この凝り固まった筋肉を、温めてほぐすことで筋肉の緊張をやわらげます。
水を絞ったタオルをレンジ(500W)で30〜60秒温めれば、ちょうどいい蒸しタオルを作れますよ。
目が充血してる場合は冷やす
注意して欲しいのは、目が充血しているときは、目を温めてはいけないということ。炎症の恐れがあるので、目を温めるのは逆効果です。その際は、冷えたタオルで目の周りを冷やしましょう。
氷水の中に、タオルを浸してから絞れば、すぐに使えます。作るのが面倒な方は、あらかじめ濡れたタオルを冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。
PCと目の距離は40cm以上離す
眼精疲労の原因は、近くのものを見続けることだと説明しました。つまり、PCと目の距離を遠くすれば、毛様体筋の緊張状態も緩和できるため、眼精疲労対策になります。
PC画面と目の距離は40cm以上離すのがベストですが、どうしても見づらい方は、メガネの着用をおすすめします。
積極的に休む・睡眠を十分にとる
オフィスだけでなく、自宅でも仕事をしている方も増えてきました。1人で作業をしていると、なかなか休みをとるタイミングが掴みづらいですよね。定期的に休めるように、スマホのアラーム機能などを使用して、1時間に1回は休憩をとるようにしましょう。
また、睡眠を十分にとることも大切です。眼精疲労の1番の対策は目を休めることです。睡眠時間が少ないと、目も十分に休まりませんので、最低でも6時間半以上は寝ましょう。寝る前に、目を温めると目覚めがすっきりするのでおすすめです。
目に良い栄養素やサプリメントを摂取する
すぐに効果が期待対策ではありませんが、体の内側からのケアとして、目に良い栄養素を積極的に摂取することも大切です。
ブルーベリーやカシスは、眼精疲労に良いとされるアントシアニンを含みますし、ビタミンCも豊富です。緑色の濃い野菜であるほうれん草などに含まれるルテイン・ゼアキサンチンや、えびや鮭などの食材に含まれる赤い色素アスタキサンチンなど目に良いとされる栄養素はいくつか挙げられます。
これらの栄養素は普段の食事から摂ることが理想的ですが、食の欧米化が進み偏った食生活を送る現代人においては、バランス良く栄養素を摂取するのはなかなか難しいことですし、栄養バランスの良い食事を毎日・毎食考えるということがストレスに感じる人もいるでしょう。
そのような場合には食事とサプリメントを併用して栄養を上手に取り入れることもおすすめです。
まとめ
本記事で紹介した、眼精疲労を和らげる対策をすれば、今の仕事を辞める必要はなくなるかもしれません。あくまで、個人でできる対策なので、眼精疲労の改善には限界があります。どうしても改善しない場合は、専門の医師に相談してください。
【参照】
眼精疲労の原因と対策
温めるor冷やす?眼精疲労で目がツラいときの対処術
事務職を辞めたい理由、2位は「眼精疲労・肩こり・頭痛・腰痛」 1位は?