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散歩が近視対策になる?バイオレットライトが目に与える影響「後編」

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前編では、バイオレットライトの基本的な情報と近視対策になる理由について解説しました。後編では、バイオレットライトを効率的に浴びる方法や近視対策以外に得られる効果について解説していきます。

散歩がおすすめな理由

バイオレットライトは太陽光に含まれていますので、外に出るだけでも問題ありません。「だったら通勤・通学だけでいいじゃん。散歩じゃなくて良くない?」と思う方も出てくるはずです。

実は通勤・通学だけではバイオレットライトを浴びる推奨時間に到達しない可能性が高いのです。

1日に推奨されるバイオレットライトを浴びる時間は2時間程度。

通勤・通学だけだと、電車やバス移動でそこまで太陽光を浴びられませんし、帰りだとほとんどの場合、日が落ちています。そのため、確実に2時間浴びるには「散歩」が必要になってくるのです。

散歩の時間は午前中がベスト。午後や夕方以降になってしまうとバイオレットライトが弱くなってしまいます。

散歩をする時間がない人は斜め上を向いて歩こう

「毎日忙しくて、散歩してる時間なんてないよ」という方は、通勤・通学中にちょっと上を見ながら歩くのがおすすめ。なぜなら、上を向くほど、バイオレットライトが目に入る量が増えるからです。

目に入る量を増やせば、少ない時間でも効率的にバイオレットライトを浴びられます。

イメージ的には、普段よりも遠くを見ながら歩く感じですね。はじめのうちは、10秒間だけやるなど少しずつチャレンジしてみてください。最初からずっとちょっと上を見ながら歩くのは、人にぶつかってしまったり、段差を踏み外してしまう可能性があるため大変危険です。

歩き慣れた道や人通りが少ないところから始めてみましょう。

近視対策以外の効果も期待されるバイオレットライト

バイオレットライトには、近視を抑制する効果以外にもうつ病や認知症の予防につながると考えられています。バイオレットライトの研究を進めている坪田ラボでは、精神・神経疾患領域における臨床試験を実施しています。

太陽光を浴びると、気分が上がるのはバイオレットライトが関係しているかもしれませんね。

長時間浴び続けるのは要注意

当然ですが、バイオレットライトが近視やうつ病、認知症に効果があるかもしれないからといって太陽光を浴びすぎるのは要注意です。

太陽光はバイオレットライトだけでなく紫外線も含まれています。シミや皮膚がんの恐れもありますので、太陽光を浴びる際は、日焼け止めを塗ったり、2時間以上浴び続けたりするのは控えましょう。

参考元
frontier business
慶応義塾大学「バイオレットライトによる近視進行抑制技術」PDF
バイオレットライトによる子どもの近視進行抑制※1を確認した論文が発表されました
バイオレットライトに近視、うつの予防効果

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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