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散歩が近視対策になる?バイオレットライトが目に与える影響「前編」

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7月に入り、より日差しが気になる頃となりました。「太陽光は目に悪い」と思っている方も多いのではないでしょうか?目を労わって日差しが強い日はサングラスをかける方も多いはずです。

しかし、太陽光は決して目に悪影響を与えるだけではありません。定期的に浴びたほうがいいと言われているのです。

実は、太陽光に含まれるバイオレットライトという光が近視の進行を抑制するといわれ、目に良い影響を与えることがわかりました。

本記事では、バイオレットライトの基本的な情報や近視対策になる理由、効率的に浴びる方法を、前編・後編に分けて解説します。

バイオレットライトとは

そもそもバイオレットライトとは、可視光の中でも一番波長が短い紫色の光です。紫外線とは異なります。ちなみに紫外線はUV(ウルトラバイオレット)とも呼ばれています。紫外線は目で見えませんが、バイオレットライトは目で見えるのが大きな違いです。

近視の研究で、バイオレットライトが注目され、現在でも株式会社坪田ラボを筆頭にさまざまな方面で研究が進められています。

バイオレットライトが、なぜ近視の抑制につながるのかについては、次で説明しますね。

バイオレットライトが近視対策になる理由

近視対策になる理由としては、人間に9つある光受容体のうち、非視覚系受容体の「OPN5」がバイオレットライトに反応することが関係しています。

バイオレットライトが眼の中にあるOPN5を刺激することで、脳内の視床下部などの働きが活性化されるのです。つまり、目の血流が活性化され、近視の抑制効果を発揮するということ。

そもそも近視の原因の1つは、目のピント調節をあまり行わないことが挙げられます。ゲームやスマホ操作で同じ場所をずっと見続けていると、目のピント調節機能を担っている毛様体筋という筋肉が凝り固まり、近視になってしまうのです。

太陽光に含まれるバイオレットライトを浴びれば、目の血流が良くなるので、毛様体筋も凝りづらくなります。結果的に近視の抑制に繋がるということですね。

バイオレットライトを透過するメガネを2年間かけ続けたことで、強度近視が改善傾向となった報告もあります。

では、近視を抑制できるバイオレットライトをどのようにして浴びればいいのでしょうか?結論から申し上げると「定期的な散歩」がいろいろな意味で効果的です。詳しくは、本記事の後編で解説します。

参考元
frontier business
慶応義塾大学「バイオレットライトによる近視進行抑制技術」PDF
バイオレットライトによる子どもの近視進行抑制※1を確認した論文が発表されました
バイオレットライトに近視、うつの予防効果

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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