春は新しい環境や気温の変化が激しいこともあり、何だかぼーっとしてやる気がでないという経験をされたことはありませんか?実はその症状、目を酷使することで起こる眼精疲労かもしれません。
眼精疲労が心に悪影響を及ぼす⁉
「眼精疲労」は「疲れ目」とは違い、休んでも疲れが取れない、いわば「病的な目の疲れ」です。パソコンやスマートフォンの長時間使用などにより生じます。この状態を放置すると、目の疲れ以外にも頭痛、肩こり、吐き気など体の不調にも繋がります。
さらに、「最近、すぐイライラしてしまう」「ちょっとしたことで落ち込む」「眠れない」「やる気が出ない」「気分の起伏が激しい」といったメンタル的な不調を感じることはありませんか?それらの原因の一つとして、「眼精疲労」の可能性が考えられ、それには自律神経が大きく関わっているのです。
ピント合わせの負担が自律神経の乱れに
自律神経は身体の働きを活発にする交感神経と身体をリラックスさせる副交感神経をバランス良く保つことで成り立っています。パソコン画面など近くのものを見続けている時は、ピント調節に働く「毛様体筋(もうようたいきん)」が緊張状態になります。すると、筋肉が凝り固まって疲弊(ひへい)し、目の疲れを招きます。これは交感神経だけが長時間働き続けることで、活性酸素が大量に発生し、参加ストレス(サビつき)により自律神経の機能が低下して疲れを感じるからです。さらに、自律神経のバランスが崩れると、メンタルにまで影響を及ぼしてしまうのです。同様に、度の合っていないめがねやコンタクトレンズの使用も、ピントがうまく合わないため毛様体筋に余計な負担がかかり、眼精疲労を招く原因になります。
リラックスと栄養補給で目と心をほぐそう
交感神経を落ち着かせ、自律神経のバランスを整えるには、カモミールやラベンダーなどリラックス効果のあるハーブを活用することも有効です。ハーブティーの香りを楽しんで、目と心を休ませてあげましょう。
また、目の疲労をやわらげサビつきを除去する抗酸化力に優れた食材やサプリメント、目薬を活用して、早やめにケアをしましょう。