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目にまつわるお役立ちニュース

目を癒す「景色」

癒しの花の画像

最近、パソコン作業やスマートフォンの見過ぎで「目が疲れたな…」と感じることはないでしょうか。そんなとき、たまに大自然の緑やきれいな青空を見ると目がスッキリしますよね。「見る景色」によって目の疲れにも影響があるので普段どんな景色を見ているか、というのは意外と重要かもしれません。そこで今回は「景色」と目の疲れについてお伝えしていきます。

普段どんな景色を見てる?

自宅で外を眺める夫婦画像朝起きてバタバタして、一息つく間もなく電車に乗りスマートフォンを見て、ビル群の中の会社に出社。一日中パソコンに向き合って、帰りもあっという間に帰宅してスマートフォンをチェック…なんて日々を送っていると、パソコンとスマートフォンを1日中見ていることになります。
そうすると目は1日中使いっぱなしで疲れてしまいます。

そこで普段の生活の「景色」を少しずつ変えてみましょう。

例えば、朝起きたら窓を開けて陽の光を浴びながら空を見る。電車から窓が少しでも見えるなら車窓からの景色にも目を向けてみる。仕事中もビルの隙間から見える空に目を向けてみたり、普段は気づかないような沿道の木々を眺めてみる。など、意外と景色を変えてみよう、と思うと様々な発見があるかと思います。

「自然」は一番の癒しの景色

紫外線を浴びてまぶしさを感じる女性仕事のときにそうやって工夫をしたとしても、やはり大自然には敵わないところがあります。
目から得る情報だけでなく、都会では吸えない澄んだ空気なども相まって癒し効果は抜群ですね。「緑を見ると目にいい」とよく言いますが、緑は人間が認識する色の中でも一番目に優しい色とも言われています。新緑の季節は特にきれいな緑が溢れているので、ちょっと都会を離れて緑のある場所に行くのもおすすめです。

また、緑だけでなく「紅葉」も癒し効果があるといわれています。
紅葉が美しい庭園を散歩するだけでも癒し効果がある、という研究結果もあるほどです。
真っ赤な紅葉、とイメージするかもしれませんが、晴れた日の紅葉は美しいオレンジ、と表現しても良いぐらい綺麗で目に優しいので、今の時期ちょっと遠出して紅葉を見に行ってもいいかもしれませんね。

紅葉が終わったら次は雪の季節。普段雪を見慣れない方は、一面の雪景色を見ると感動するかもしれません。寒くて嫌だな…と感じるかもしれませんが、まだ誰にも踏まれていない雪一面を見ると心がすっとします。雪を見る機会があまりない地域の方は、銀世界とも言われる雪景色を一度見に行ってみては?

そして春。緑はもちろん、色とりどりの花が咲き誇る季節です。今まで花に興味がなかった方も、思い切って花畑を見に行ってみませんか?普段の生活では見られないような色の花たちを見るのは、目にも良い刺激となるでしょう。おすすめは一面に咲き誇るネモフィラ畑や芝桜など、一色で統一された花畑は遠くまで見渡せて素敵ですよ。

部屋のインテリアを「癒しの景色」に

癒しのインテリアの画像

「景色」と聞くとついつい外に目を向けがちですが、意外と盲点なのが「インテリア」。

帰って寝るだけの部屋だからといって、インテリアを適当に済ませていませんか?
部屋の大半を占めるベッドやカーテンの色を変えるだけでも全く雰囲気が変わります。
緑や優しいベージュなどの「the・癒やし」のカラーをチョイスするのも素敵ですが、中にはビビットカラーのものを見ると元気が出る!なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。あまり激しい色は目が疲れてしまうこともありますが、お部屋のアクセントカラーとして使うと元気が出るかもしれませんね。
そしてもちろん、「緑の植物」を置くのもおすすめです。育てるのが大変そう…と感じるかもしれませんが、観葉植物は週に1度の水やりでいいものもあり、比較的育てやすいものも多くなっています。そしてなんと、100円ショップでも取り扱いがあります。
サイズは小さいのですが、窓際にちょっと置くだけでも気軽に目に入れることができて、陽の光が当たるところに置くと抜群の癒やし効果ですよ。

「見る景色」は身近なところにも

気持ちよさそうにのびをする女性今回は目を癒すための「景色」について色々ご紹介してみました。
遠出をして思いっきり目をリフレッシュするのもいいですし、身近な景色を楽しんだり、普段過ごす空間を変えてみたり。目のためにできることはたくさんあります。そういえば、最近休みの日は散歩してないな〜と感じた方がいれば、いつもとはちょっと違う道を歩いてみて、新鮮な景色を目に取り入れてみるのもいいかもしれません。近くに海がない県に住んでいる方はちょっと遠出して大海原を見るのも新鮮でしょうね。
遠出するのが難しい、と感じるのであれば、部屋のインテリアを一新してみたり、ちょっといつもとは違う色のマフラーを買ってみたりなど、「自然」にこだわり過ぎず、普段の景色にアクセントを入れてみるのはいかがでしょうか。それ以外にも、自分でできる新しい景色探し、ぜひ始めてみませんか?

参考

日々の疲れを取る癒しの部屋・インテリアの使い方
https://aflat.asia/article/2434/index.html

研究報告 「庭園や美術品の鑑賞による癒しが人の心理や生理に及ぼす効果」
http://mhs.or.jp/report/docs/Res%20Rep%20MOA%20Health%20Sci.%2016%2C%2031-39.%202012.02.04%EF%BC%88%E5%86%85%E7%94%B0%E8%AA%A0%E4%B9%9F%EF%BC%89v2.pdf

 

 

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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