長かった冬から春に変わるこの季節は、急激に紫外線が強くなり花粉が飛び散る、目には過酷な季節でもあります。そんなあなたの目を守るため、コンタクトレンズは進化しています!
コンタクトレンズの利用者は約10人に1人。近視や乱視など視力矯正が目的の場合が多いようです。近年、コンタクトレンズは進化をし続けており、より乾きにくく、潤いがキープできる商品が増えました。10年ほど前には遠近両用コンタクトレンズが発売され、老眼鏡をかけるわずらわしさがなくなると人気のようです。
遠近両用コンタクトレンズに感動しているあなた!最近のコンタクトレンズはもっとすごいことになっています。実は、視力を矯正する以外の驚くべき機能を持ったコンタクトレンズが次々に開発されてきています。いくつかご紹介していきますね。
1.光の量を調節するコンタクトレンズ
3月は紫外線が強い季節です。紫外線対策のため、コンタクトレンズとサングラスを併用している方も多いかと思います。コンタクトレンズを装着している時は度なしサングラス、つけていない時は度付きサングラスをかけるなんてめんどうですよね。
いったい何種類のサングラスを持てばよいのやら?
今回アメリカで承認されたのは、目に入る光の量を自動的に調整してくれるコンタクトレンズです。光の量が多い場所では暗くなり、少ない場所に戻れば元の色に戻ります。同じような機能を持つサングラスはありますが、コンタクトレンズで目に入る光の量を調節できればとても便利ですね。
2.花粉症対策コンタクトレンズ
「目を取り出して洗いたい!」
花粉症にお悩みの方からこんなセリフを聞くことがよくあります。そんな方のために、目のかゆみを緩和する薬が少しずつ放出されるコンタクトレンズが開発され、現在臨床試験中のようです。
「花粉症の季節は目がかゆくてコンタクトレンズが入れられない。」「花粉症の目薬はコンタクトレンズをしたまま点眼できない」とお悩みの方、このコンタクトレンズの登場が待ち遠しいですね!
3. 拡張現実(AR)コンタクトレンズ
ARとは、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示するもので、日常を便利にしたり新しい楽しみにつながる技術です。ARで有名なものといえば「ポケモンGO」。老若男女問わず流行っていますね。近所の道路にピカチュウが登場!私も感激しました。
「ポケモンGO」はスマートフォンの画面でARが見られるのですが、ARメガネもいくつかできてきています。さらに、メガネだけでもすごいのに、これからはコンタクトレンズをつけているだけで視界にニュースやテレビ情報、さらには人気のキャラクターなどが現れるなんてすごすぎませんか?
まだまだコンタクトレンズの進化は止まりません!
続きは次回。楽しみにお待ちください。
詳しい情報はこちらまで(翻訳機能で日本語に変換してお読みください)
https://www.aao.org/eye-health/tips-prevention/smart-contact-lens-tech-beyond-vision-correction
出典:米国眼科学会Webサイト