栃木県日光市は歴史的建造物が数多く残存し、日本からだけでなく海外からもたくさんの人が訪れる日本有数の観光地。
「二荒山神社（ふたらさんじんじゃ）」「東照宮（とうしょうぐう）」「輪王寺（りんのうじ）」の二社一寺は「日光の社寺」と呼ばれ世界文化遺産に登録されています。
そのうちの一つである「日光二荒山神社」の中に、眼病に良いという言い伝えのある霊泉が存在するのだとか！
一体どんな言い伝えがあるのでしょうか？ メノコト編集部スタッフが現地に足を運び、調べてきました。
日光の山岳信仰の中心地「二荒山神社」
JR「日光」駅から世界遺産めぐり循環バスに乗り、二荒山神社へ向かいます。バスに揺られること約15分。
日光の入口に架かる赤い橋「神橋（しんきょう）」を過ぎてまもなくすると、今回の目的地である二荒山神社の前に到着しました。
日光東照宮の西奥に位置する二荒山神社は、古くから日光の山岳信仰の中心地。
実はこの神社は日光市内三ヶ所にまたがり、伊勢神宮に次ぐ広大な敷地を有しているのです。本殿や神橋を含む23棟は国の重要文化財であり、平成11年（1999）12月には世界文化遺産にも登録されています。
奈良時代に男体山（なんたいさん：古くは二荒山）を御神体山として創建され、ご祭神に二荒山大神（フタラヤマノオオカミ）と称される主神（父）、妃神（母）、御子神（子）の親子三神がお祀りされています。敷地内には「夫婦杉」と「親子杉」があり、夫婦円満や家内安全を祈願するために訪れる人も多いのだとか。
眼病にも若返りにもご利益あり！二荒霊泉
境内を進んでいくと、こんこんと湧き出る「二荒霊泉」に辿り着きました。こちらが今回の目的である、眼病に良いパワースポットとして知られている霊泉です。
日光二荒山神社の神苑に湧く清水は、日光第一の名水と称されています。
御本社の背後にある恒霊山の洞窟から湧き出る「薬師霊泉」と、滝尾神社の境内で湧き出る「酒の泉」が流れ込む霊泉を「二荒霊泉」と呼ぶのだそうです。
古来より、薬師霊泉は「眼疾に霊験あり」といわれているのだとか。この水を飲むと目の病が良くなると伝えられています。
一方、「酒の泉」の水でつくる酒は銘酒といわれているため、酒造関係の人々に篤く信仰されているようです。
さらに、２つの霊泉が交わった二荒霊泉を飲むと若返りにもご利益あり。若返りのご利益を求めた女性の参拝客たちが、こぞって二荒山神社を訪れているそうですよ！
霊験あらたかな水をお抹茶でいただきます
二荒霊泉の横にある休憩所「あづまや」で一休み。ここでは、霊泉を使用したお抹茶やコーヒーを堪能できます。
湧き出ている霊泉の水を直接飲むのもいいですが、お抹茶やコーヒーで美味しくいただけるのは嬉しいですね。目も健康になり、若返りにもご利益があると思うとお茶の味も格別です。
「あづまや」では霊泉お持ち帰り用のペットボトルの販売も行われているので、家に帰ってからも霊泉の水を飲むことができますよ。
世界遺産を巡りながら目も健康に！
今回ご紹介した二荒山神社以外にも、見どころがたっぷりある日光の社寺。二荒山神社を訪れた際は、日光東照宮や輪王寺にも立ち寄ってみてください。
二荒山神社の霊泉を飲んだ後は、世界遺産の景色もより一層美しく見えるかもしれませんね。
【アクセス】・御本社 JR「日光」駅・東武鉄道「東武日光」駅より世界遺産めぐり循環バス乗車約15分後、「大猷院二荒山神社前」下車すぐ
・中宮祠 東武バス（湯元温泉行き）で「二荒山神社前」下車すぐ
【住所】栃木県日光市山内2307（御本社）
【拝観料】（神苑入園料）大人200円、小中学生100円
【参拝時間】8:00〜17:00（4月〜10月）、8:00〜16:00（11月〜3月）
【お問い合せ】0288-54-0535
【HP】http://www.futarasan.jp
※本記事内での情報は2019年9月時点のものです。
■「目のご利益スポット：関東」はこちらをチェック
・眼病にご利益がある飴が手に入る！目のご利益スポット「旗下山 慈眼寺」
■「目のご利益スポット：東北」はこちらをチェック
・眼病平癒の伝説が残る神社！目のご利益スポット「青麻神社」
・目の守護仏が祀られているお寺！目のご利益スポット「三瀧山不動院」
■「目のご利益スポット：中部」はこちらをチェック
・めがねをかけた弘法大師がいる眼病平癒のお寺！目のご利益スポット「愛知県大智院」
