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目の症状や病気と予防・治療法

花粉症のメカニズムと対策

花粉とは

花粉の時期になると、目がかゆくなったり、しょぼしょぼしたり、充血や目やに、なみだ目などの症状を起こすのが、目の花粉症。「アレルギー性結膜炎」のひとつです。花粉を外敵と考えて生体が過剰な防御反応を起こしてしまい、炎症が起きます。アレルギーのもととなる物質=アレルゲンは、花粉だけではありません。ハウスダストや、ペットのフケ、化学物質など、さまざまです。

つらい症状から、水道水で洗眼したり、市販の洗眼薬を乱用すると、かえって悪化させてしまいます。近年は点眼薬や内服薬がとても良くなっていますので、眼科を受診して、しっかりと正しい治療をすることが大切です。花粉症であれば、花粉が飛び始める前からの内服や点眼で予防したり、症状を軽くすることができます。

アレルギーの原因が何かを把握することも大事です。アレルゲンからなるべく遠ざかる、減らすことが、症状の改善の第一歩でもあります。検査で調べることができますので、眼科に相談しましょう。

花粉症のメカニズムを知ろう!

花粉が体内に侵入すると体が異変と判断し、それに対抗して「抗体」がつくられ、免疫細胞と結びつきます。再び花粉が体内に侵入してくると免疫機能が働き、ヒスタミン※が排出されます。これが花粉症を引き起こす原因に。
つまり、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状は体内の異物を追い出そうとする正常な反応なのですが、過剰に反応してしまうことで粘膜や皮膚を傷めてアレルギーを起こしてしまうのです。
※かゆみなどを引き起こすといわれる物質

花粉の時期

花粉飛散時期は植物や地域により異なりますが、花粉症の代表的な原因植物であるスギ花粉は、早い段階で1月初旬頃から飛散し始めます。

アレルギー症状に効果アリ!ビルベリーのパワーとは?

北欧産野生種ブルーベリー「ビルベリー」には、目のかゆみなどを引き起こす原因「ヒスタミン」の排出を抑える働きがあります。
かゆみの原因物質が少なくなることで、アレルギー症状が緩和されるのです。
症状が出る前に、ビルベリーを摂り入れるとより効果的です。

実験(1)マウスの症状が…

花粉症の症状を再現したマウスを使い、ビルベリーを前もって食べさせて、花粉(アレルゲン)に対して症状がどれくらい出るのか調べました。
実験の結果、ビルベリー入りのエサを食べたマウスの方が花粉症の時期でも症状が軽減されることがわかりました。

実験(2)ヒスタミンの量を減らす!

アレルギー反応の原因物質「ヒスタミン」の量とマウスのひっかき回数を調べました。
実験の結果、ビルベリー入りのエサを食べたマウスは普通のエサを食べたマウスよりヒスタミンの量が約60%減少し、ひっかき回数も約60%減少していました。

対策は生活習慣がカギ!

不規則な生活やストレスなどにより、抵抗力や免疫力が低下するとアレルギー反応が起こりやすくなります。
普段から、規則正しい生活を送り、健康な状態に整えておきましょう。

  • 帰宅したら、うがいや手洗いを忘れずに
  • 緑黄色野菜や果物を毎日食べる
  • 香辛料やアルコール、タバコなど刺激物は控える
  • 体を冷やさないようにする
  • 充分な睡眠をとる

ツボマッサージで回復機能アップ

花粉症に効果があるといわれるツボを紹介します。ひとさし指の腹を当て、こするようにしながら上下に20回ほど動かしましょう。

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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