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目を鍛えるトレーニング術

目を鍛えるトレーニング術 追従性眼球運動

線めいろビジョントレーニング

Webマガジン「メノコト」にてご紹介しているビジョントレーニング無料プリント・ドリル教材30選から厳選し、見る力の豆知識や少し工夫を加えたトレーニング方法をご紹介します。

3.「線めいろ」で目を滑らかに動かすコツ 指とペンも使ってみよう

同じマーク同士を結ぶ線を目で追いながらつないでいく「線めいろ」。この課題は、目をなめらかに動かして、動くものを追いかける追従性眼球運動を鍛える、とてもシンプルで取り組みやすいトレーニングです。

今回のテーマは、「線めいろ」

今回ご紹介する課題は「線めいろ」です。同じマーク同士を結ぶ線を目で追ってつなぐ、とても分かりやすい課題です。動くものを目で追い続ける追従性眼球運動の力を高める効果が期待できます。

「目だけで線を追うのは苦手」「途中で止まってしまう」という方もいるかもしれません。
でも安心してください。実は、ちょっとした工夫をするだけで、ぐっとスムーズにできるようになります。

 

学習・運動・生活に欠かせない追従性眼球運動

追従性眼球運動は、私たちの毎日の生活に欠かせない目の働きです。たとえば、本を読む、字を書くといった学習の場面。ボールを目で追う、相手の動きを見るといった運動やスポーツの場面。さらに、庭を飛んでいるチョウを目で追うなど、ふだんの生活でも自然に使われています。

このように、動くものを追いかけたり、目をなめらかに動かし続けたりするときに必要なのが、追従性眼球運動なのです。

「線めいろ」を目だけでやれるかな?

では、「線めいろ」を目だけでやってみましょう。初級レベルは問題なくできても、中級、上級へ進むにつれて、スピードが落ちたり、ミスが増えたりしませんか?

レベルが上がると、無意識のうちに顔を動かしてしまうことがあります。これは、目の動きが追いつかない分を、顔の動きで補おうとしているからです。また、途中で線を見失ってしまうのは、目の動きがカクカクして、急に止まってしまうことが原因の場合もあります。

「線めいろ」をスムーズに行うコツ

難しいと感じたときは、無理をせず、次の手順で順番に取り組んでみましょう。

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追従性眼球運動 線迷路 

① 目だけでなく、指も使う
最初は、指で線をなぞりながら、同時に目で線を追ってみましょう。指先が目の動きを助けてくれるため、とてもやりやすくなります。これは「目と手の協調」を高めるトレーニングにもなり、見る力と動く力を一緒に育てることができます。

② 目だけでなく、ペンも使う
次に、鉛筆やペンで線をなぞり、その先端を目で追いかけてみましょう。最初はできるだけゆっくり、きれいな線を引くことを意識するのがポイントです。

③ 最後に、顔を動かさず目だけで挑戦
最後は、顔を動かさず、目だけで線を追ってみます。速さよりも、「ゆっくりでもなめらかに動かす」ことを大切にしましょう。

もっとレベルアップしたい時の実践方法

同じ「線めいろ」でも、少し工夫することで、さらにレベルアップしたトレーニングになります。

・反対方向でやってみる(例:左から右 → 右から左)

・紙の向きを変えてやってみる(ヨコ、タテ、斜め、そしてそれぞれの逆方向)

・時間を測りながら、少しずつスピードを上げていく

自分に合ったレベルで、無理なく続けることが大切です。

まとめ 「線めいろ」で学習・運動・生活を“スムーズ”に

一見すると簡単そうに見える「線めいろ」ですが、実はとても大切な視覚機能である追従性眼球運動を育てる、優れたトレーニング教材です。今回ご紹介したコツやレベルアップ方法を参考に、楽しみながら取り組んでみてください。目の動きがスムーズになることで、学習や運動、そして日常生活が、今よりずっと楽に感じられるようになりますよ。

 

Webマガジン「メノコト」を活用しよう

Webマガジン「メノコト」の無料教材は、継続しやすい工夫があります。楽しみながら視覚機能を高められます。目を鍛えるビジョントレーニングですが、指を使う、ペンを使うなど少し工夫するのもおすすめです。トレーニングがやりやすくなると同時に効果も高まります。

この記事を書いた人

田村哲也

ビジョントレーナー育成講師

発達支援、特別支援の指導者、保護者のためのビジョントレーニング教室「アイブレイン塾」主宰。20年の経験から構築したアイブレイン・メソッドによる指導とトレーナーの育成に従事しつつ、発達支援の指導者向けOL教室を開催している。

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