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目の症状や病気と予防・治療法

梅雨の「おもだるい目」もしかして自律神経の乱れかも⁈ 

梅雨の体調不良を感じる人の写真 

「梅雨」の時期になると、「目がおもだるい」と感じる方も少なくないのではないでしょうか。そのおもだるさ、もしかしたら湿気や気圧の変化で自律神経が乱れている影響かもしれません。

今回は、梅雨の時期におこりやすい「おもだるい目」と「自律神経」について詳しくお伝えさせていただきます。

梅雨の「おもだるい目」もしかして自律神経の乱れかも⁈ 

自律神経と目は深い関係にあります。目のピント調節に関わる毛様体筋は、自立神経でコントロールされていて、自律神経が乱れると眼精疲労を感じやすくなります。気圧が低下する梅雨の時期は自立神経が乱れやすく、その影響で血流が悪くなることもあり目の疲れや重さを感じやすくなります。

梅雨の気圧の変化などで自律神経が乱れ目や体に不調を感じる女性

 

自律神経とは⁈

自律神経とは、体の無意識な機能(心拍、呼吸、血圧、消化など)を自動で調整してくれる神経のことで「交感神経(活動・緊張モード)」「副交感神経(リラックスモード)」2つがバランスを取り合って体を調整しています。

 

●交感神経・・・・活動・緊張モード

心拍が速くなり、血圧が上がり、筋肉が緊張します。まさに「戦う・逃げる」準備をする状態。

●副交感神経・・・・休息・リラックスモード

心拍がゆっくりになり、胃腸の働きが活発になり、体がリラックスします。

健康を保つには、この2つの神経のバランスが大切になり、どちらかが優位になりすぎたり、切り替えがうまくかなくなると不調を感じやすくなります。

自律神経を整えて目を守る1日5分の3ステップ

梅雨の時期に乱れやすい自律神経を整える「1日5分でできる3ステップ」をご紹介します。

①目元ホットケア(1~2分)

【血流を良くし副交感神経を優位に】

・蒸しタオル、市販の温かくなるアイマスクを目の上にのせて1~2分休みます。深くゆっくりとした鼻呼吸をするとさらに良い。

②呼吸リセット(1分)

【呼吸を整え副交感神経優位に】

・背筋を軽く伸ばして椅子に座り、目を閉じる。

・4秒かけて鼻から息を吸い、7秒かけて口からゆっくり吐く。

・これを3~4回(約1分)繰り返す。

※寝る前や疲れを感じた時にやると良いでしょう。

③まぶたストレッチ&眼球体操(2分)

【ピント調整力や目周りの筋肉の血流を良くする】

1、まぶたストレッチ

目をぎゅっと閉じて5秒→パッと開ける(3回)

2,眼球体操(各方向5秒ずつ)

上→下→左→右

時計回り→反時計回り(それぞれ1回ずつ)

※ゆっくり動かすのがポイント。無理はしないでください。

毎日続けることで、目のおもだるさだけでなく自律神経全体のバランスも整いやすくなるので、ぜひ試してみてくださいね。 

梅雨の体調不良を毎日のケアで元気に過ごす女性

いかがでしたか。梅雨は湿気や気圧の変化で体も心も不安定になりやすい時期ですが、ちょっとした工夫で快適に過ごせます。一緒に上手に乗り越えていきましょう。また、気になる症状が長引く場合などには眼科や内科に相談することをおすすめします。

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梅雨時は目も疲れやすい記事の写真

この記事を書いた人

メノコト 編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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