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目にまつわるお役立ちニュース

いくつ知っていた?目にまつわることわざ・慣用句

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「目」にまつわることわざや慣用句は、私たちの日常生活に馴染み深く存在しています。
昔から伝わる古典的なことわざから、現代の言葉遊びまで、「目から鱗」「目を見張る」など、「目」にまつわる表現がたくさん存在しています。
しかし、そんなことわざや慣用句の意味や由来を正確に理解している人は、意外に少ないのではないでしょうか。
この記事では、よく使われる「目」にまつわることわざや慣用句をたくさんご紹介します。その意味や背景を学び、言葉の表現力を深めましょう。]

「ことわざ」と「慣用句」の違い

ことわざは、普遍的な、道徳的な教訓や知恵を伝える言葉で、歴史的な背景や起源をもつものが多いです。ことわざは非常に短く、印象的で、一般的には四字熟語や簡潔な表現で構成されています。
典型的には、特定の状況や行動に対する忠告や助言を表します。

一方、慣用句は、日常の言葉遣いや表現で頻繁に使用され、ある特定の意味を持つ一連の言葉です。通常は比喩的な意味を含み、文脈によっては直訳することが難しい場合があります。
慣用句は一般的には四字熟語で構成されることは少なく、言葉や表現の組み合わせの自由度が高くなっています。

「目」にまつわることわざ

学習する子どもたち人間の五感の中で、視覚は非常に重要な役割を果たしています。見ることによって情報を得ることができ、日常生活や判断において視覚は欠かせません。また、目は感情や状態を表現するための比喩的な意味を持っており、昔から歴史的な背景や物語の中にもたびたび登場し、日本の文学や言葉の中で根付いています。
目にまつわることわざ、あなたはいくつ知っていますか?

◆二階から目薬
意味 : 遠くからの視点や関与では効果が薄いことを指します。

◆夜目遠目笠の内(よめとおめかさのうち)
意味 : 夜や遠くから見ると、物事は美しく見える傾向があるが、実際にはそうでもないことを指します。

◆弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ)
意味 : 不幸な出来事や災難が続いてしまうことを指します。

◆惚れた目には糘痕も靨(ほれためにはあばたもえくぼ)
意味 : 恋に落ちると、相手の欠点や過去の傷も受け入れてしまうことを指します。

◆男の目には糸を引け女の目には鈴を張れ
意味 : 男は誘惑に弱いため、気を引く要素が必要。女は気を引かれることに敏感なので、注意深く接するべきだということを指します。

◆目は口ほどに物を言う
意味 : 見たことや経験したことが、言葉以上に印象的であることを指します。

◆盲千人目明き千人(めあきせんにんめくらせんにん)
意味 : 盲目の人が千人いれば、目の見える千人と同じだけの見識があるということを指します。

◆耳を信じて目を疑う
意味 : 聞いた情報が信じられないほど驚くべきものである場合、目で確認するべきだということを指します。

◆聞けば気の毒見れば目の毒
意味 : ある出来事や情報が聞くだけでは気の毒に感じられるが、見ると実際は不快なものであるということを指します。

◆障子に目あり
意味 : 障子の中から覗くことはできても、外から障子を覗くことはできない。秘密や内緒事があることを指します。

◆餓鬼の目に水見えず(がきのめにみずみえず)
意味 : 幼い子供は物事を理解する能力が未熟であるため、大人の目には見えるものが子供の目には理解できないことを指します。

◆魚の目に水見えず
意味 : 物事の当事者はその中での状況が見えづらく、客観的な意見や情報が得られにくいことを指します。

◆鬼の目にも涙目
意味 : 強い者や厳しい人であっても感情や弱さを持っていることを指します。

◆目糞鼻糞を笑う(めくそはなくそをわらう)
意味 : 同じような欠点や問題を抱えているのに、他人を笑うのは愚かであることを指します。

 

「目」がつく慣用句

学校で楽しく学ぶ子どもたち
目のつく慣用句は非常に多く、日常生活や授業の中でも使う頻度が高いものもあります。100個以上の慣用句の中から、25個の言葉と意味をご紹介します。

ぜひこの機会にさまざまな慣用句を知り、実際に使ってみましょう。

◇いい目が出る : 物事が良い方向に進むことを期待する表現。

◇一目置く : 相手を尊敬し、重要視すること。相手の能力や立場を認めること。

◇鵜の目鷹の目(うのめたかのめ): 注意深く見張ること。非常に慎重に監視すること。

◇鬼の目にも涙 : 非常に強い者や厳しい状況にも感情や弱さがあること。

◇空目を使う : うわべだけの目の付け方や観察。本質を見逃すこと。

◇見る目がある : 物事を見抜く力や洞察力があること。

◇耳目に触れる : 話や噂が広まること。情報が耳や目に触れること。

◇耳目を驚かす : 人を驚かせたり感嘆させるような出来事があること。

◇弱り目に祟り目(よわりめにたたりめ): 弱っている人には災難が続くこと。逆境にある人にさらなる不運が訪れること。

◇色目を使う : 性的な意図や興味を示す視線を向けること。冷やかしや嫌味を込めることもある。

◇親の欲目 : 親が子供を過大評価したり、感情的に見ること。客観的な判断が難しいこと。

◇人目がうるさい : 他人の目が気になること。他人の評価や意見に敏感であること。

◇人目にさらす : 他人の前に出して、公然と見せること。注意を引くこと。

◇人目につく : 他人の注目を浴びること。目立つ存在であること。

◇人目に立つ : 他人の注目を受け、目立つ存在であること。主導的な立場にいること。

◇人目を引く : 他人の注意を引くこと。目立つ行動をすること。

◇人目を忍ぶ : 他人の目を避けて行動すること。秘密や隠れた行為をすること。

◇人目を憚る : 他人の目を気にして控えめに行動すること。物事を慎重にすること。

◇生き馬の目を抜く : 非常に機敏で、賢い手腕を発揮すること。相手を出し抜くこと。

◇折り目正しい : 礼儀正しく、品のある態度や行動をすること。優雅で上品な態度を指す。

◇目が高い : 物事や人を評価する目が優れていること。洞察力や判断力が鋭い状態。

◇目の中に入れても痛くない : 相手や物事に対して全く感じないほど、無関心であること。

◇目の付け所 : 物事や状況に対して的確な注目点や見所を見抜くことができる感性や洞察力のこと。

◇目の保養 : 目の疲れを癒すために楽しいものを見たり、心地よい風景や情報を得ること。リラックスや楽しみを求めること。

◇目が肥える:よいものを見慣れて、よしあしを見分ける力が増すこと。

◇目が利く:よしあしを見分ける能力をもっていること。鑑識眼があること。

 

 目は口ほどに物を言う


「目は口ほどに物を言う」とは、日本の古くから伝わることわざで、人は言葉以上に表情や態度から多くの情報を伝えることができるという意味があります。つまり、言葉だけでなく、相手の目や表情、態度なども注意深く観察すれば、その人の気持ちや意図がわかるという教訓が込められています。たとえば、相手がうそをついている場合、相手が言葉で「大丈夫」と言っているが、目が避けられたり、不安そうな表情をしている場合、その言葉が本当でない可能性があります。また、目が泳いでいたり、表情が硬かったりする場合、相手が緊張や不安を感じている可能性があります。言葉のコミュニケーション以上に大切な目の表情。相手が話している内容に興味を持っている場合、目が輝いていたり、表情が明るくなります。逆に、興味がない場合は目が無表情であったり、無関心な表情を見せることがあるなど、興味や関心の表れが見てとれます。ビジネスやオンラインでの会話など、目を通じて相手の感情や意図を理解することで、会話の質が向上します。

「見る」だけではない、目の持つ役割の多さ、大切さを実感しますね。

 

 

この記事を書いた人

山本 エミ

Webライター、編集者。学生時代は両目視力2.0をもちながら、現在は左右の目の視力差が大きい「不同視(ガチャ目)」に悩む日々。現代病である疲れ目など、目の健康に役立つ記事を中心に執筆している。

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