年齢とともに、近くが見えにくくなっていませんか?
若い人に負けたくないとスマホを使いこなすふりをしても、拡大しないとディスプレイの字が読めない。雰囲気の良いレストランに行っても、暗くてメニューが読めない。
せっかくおしゃれをしても老眼鏡をかけてるなんてなんだか嫌だ。
会社では経費削減のため会議資料は2分割。部下は言いにくいことはこっそりと小さな文字で資料に追加してくる。
老眼の人にとって世の中は優しくない!
矯正しようとするも、老眼鏡はかけたり外したりが面倒だし、遠近両用メガネは慣れないと頭がくらくらする。遠近両用コンタクトレンズもあるけれど、年齢とともに目も乾きやすくなり、着け続けるのはしんどい。「老眼から解放されたい!」と心底思っている方は多いのではないでしょうか?
そんなあなたに朗報です!
現在アメリカでは2種類の目薬の臨床試験が進んでいます。しかもこれらの目薬は、老眼の方が喉から手が出るほど欲しいと思えるものなんです!
老眼は、目の水晶体が加齢とともに硬くなり柔軟性が失われるため、水晶体の厚さを変えてピントを合わせることが難しくなることにより起こります。また、暗いところでは少ない光でもよく見えるように瞳孔が開くのですが、加齢とともに開きにくくなるため、暗いところでものが見えづらくなるのです。
日本でも老眼の方に向けた目薬は販売されていますが、根本的な原因を解決する目薬はまだ発売されていません。現在アメリカで開発中の目薬は、「水晶体の柔軟性を高める作用を持つもの」と「暗い場所で瞳孔を開きやすくするもの」の2種類で、いずれも臨床試験を実施している段階です。安全性・有効性が確認されたのちに発売される見込みです。
現在は、老眼を解決する方法として、メガネやコンタクトレンズ、外科的手術などが身近ですが、これらの選択肢に最も手軽な目薬が加わる日はそう遠くないかもしれません。
そんな未来がとっても楽しみです!
詳しい情報はこちらまで(翻訳機能で日本語に変換してお読みください)
https://www.aao.org/eye-health/news/could-eyedrops-replace-glasses-presbyopia
出典:米国眼科学会Webサイト