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目のご利益スポット

【北海道】1858年開湯の歴史ある温泉、目の湯!北海道の登別温泉に伝わる逸話とは?

登別でも最大の泉源地「地獄谷」

日本を代表する温泉郷、北海道・登別温泉。 街中に温泉の香りが漂う、登別でも最大の泉源地「地獄谷」には、目にまつわる場所があります。

今回は登別温泉の「目の湯」について、ご紹介します。

登別でも最大の泉源地「地獄谷」

 

目の湯について

上:薬師堂、下:薬師如来像

登別温泉バスターミナルから約5分ほど北へ歩くと、地獄谷に着きます。地獄谷は、湧出口や噴気孔がたくさんある風景が鬼の棲む地獄に見えたことから、その名前が付けられました。
「目の湯」は、この地獄谷付近で噴出しています。

なぜ、目にご利益があるかというと…

文久元年(1871年)、南部藩(現在の青森県)栃内(とちうち)氏の家臣善四郎が、火薬の原料として地獄谷から硫黄を採掘していました。善四郎は刀傷がもとで眼病を患っていましたが、ある時、お堂の下で湧く温泉水で目を洗ったところ、すっかり治ったといわれています。
喜んだ善四郎は、お礼に石碑を寄進しました。その石碑がお堂にまつられている薬師如来像といわれており、以来湯治客から「目の湯」として広く親しまれるようになりました。

登別温泉について

温泉街にいる鬼たち

登別温泉は、安政5(1858)年に開湯された日本屈指の歴史ある名湯です。

海抜約200メートルに位置し、温泉街には旅館やホテル、土産店などが立ち並びます。
最大の泉源地である「地獄谷」をはじめとする源泉からは、1日1万トンもの温泉が45~90度の高温で自然に湧き出し、旅館やホテルに給湯されています。

登別温泉が全国から高い支持を受けている理由に、硫黄泉や食塩泉、明ばん泉など、世界でも珍しく9種類もの源泉があることで、「温泉のデパート」と呼ばれています。
その温泉成分が体の諸症状に効くことから、最近では日本だけに限らず、世界中から観光客が登別温泉の湯を求めてやって来られます。

また温泉街には、「地獄谷」のイメージキャラクターでもある鬼の像があちこちに点在し、観光客を楽しませてくれています。

最後に

登別温泉

にっぽんの温泉100選で常に上位に選ばれている登別温泉でも、この「目の湯」は、外国人観光客にも眼病にご利益がある湯として、必ずガイドさんがご紹介されるスポットです。
また、この目の湯が引かれた『夢元 さぎり湯』があり、実際に目の湯の温泉に入ることができます。

■登別温泉唯一の外湯『夢元 さぎり湯』

住所:北海道登別市登別温泉町60番地
利用料:大人450円、子ども180円
(一日券)大人650円、子ども300円
※全て税込み
利用時間:7:00~21:00(受付20:30まで)
お問い合せ:0143-84-2050

ぜひ、北国の温泉地・登別温泉を訪れた際は、「目の湯」を訪れてみてはいかがでしょうか。

>アクセス
JR「登別」駅下車 車で約15分
JR「登別」駅から登別温泉まで道南バスが運行(約15分)

>住所
北海道登別市登別温泉町60番地

>お問い合せ
0143-84-2050

>URL
http://sagiriyu-noboribetsu.com/

>備考
7:00~21:00(受付20:30まで)
大人450円、子ども180円

この記事を書いた人

メノコト365編集部

目の健康に関するあらゆる情報を発信しています。子どもたちが健やかな目で生活できるように、小さなうちから正しい健康習慣を身につけてもらうための健育イベントを開催するなど、目の健康について意識を高めるきっかけになることを願い様々な活動をしています。

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