白内障

目の病気

白内障の症状とは?

白内障は、眼球の「水晶体」という部分が白く曇(くも)る病気

目の構造図目をカメラに例えると、フィルムに当たるのが網膜、そしてレンズに当たるのが水晶体。レンズが曇ると写真の画像が悪くなるように、水晶体が曇ると見えにくくなり視力が低下します。
目の構造図

●こんな見え方になります

視力低下、霧がかかって見える、黄色く見える、まぶしさなどの自覚症状もあります。

水晶体が曇る原因

水晶体に含まれているたんぱく質が、体の老化によって変性したり、水分量が変化するなど、水晶体の成分のバランスが崩れるためと考えられています。水晶体が曇ることで、光を通過させることができなくなり、ものがぼやけたり、かすんだりして次第に視力が低下していきます。

●卵の白身と同じ!?

水晶体の成分は主にたんぱく質と水分でできています。白内障は、このたんぱく質が変性して白く濁ってくる現象。卵の白身で例えると、生だと透明なのに、加熱すると白く固まるようなイメージです。たんぱく質が変性して白く固まるのです。

加齢だけじゃない!?若い人も注意が必要

加齢性白内障の人の割合白内障は80歳代のほとんどの人に見られる症状で、老化による加齢性(かれいせい)白内障が大半を占めるといわれています。そのため「年配の方の病気」と思われてきましたが、最近では糖尿病やアトピー性皮膚炎などの病気との合併症などで若い人にも増えています。また、有害な紫外線が白内障を発症させる大きな要因ということもわかっているほか、栄養状態の良くない地域では発症年齢が若年(じゃくねん)化しているという報告もあります。年齢に関係なく注意が必要です。
加齢性白内障の人の割合

どうして白内障になるの?

白内障の原因には次のようなものがあります。

●加齢現象

いわゆる目の加齢現象で、年齢を重ねるにつれ発症する可能性が高くなります。

●病気との合併症

糖尿病やアトピー性皮膚炎などの病気との合併症。

●ケガや薬など

ケガなど外部からの刺激や、薬の副作用など。

毎日心掛けよう!日常生活の中でできる目のアンチエイジング

白内障の進行には個人差があります。全身を若く保つことで目のアンチエイジングにもなります。毎日の生活の中でできることから始め、目の若さを保つことを心掛けましょう。

紫外線や人工光に注意

強い陽射しは避け、日頃からUVカットのサングラスや帽子、日傘などを使用しましょう。また、テレビ、パソコンのモニターなどから出る人工の光の中に含まれる青色光が、目に酸化ダメージを与えるという研究結果もあります。
長時間見続けないようにしましょう。

バランスのよい食生活を

偏食をせず、栄養バランスのよい食生活を心掛けましょう。
ビタミンCビタミンAカロテノイドを多く含む緑黄色野菜を食べることをおすすめします。

ストレスをためない

ストレスは万病のもとです。適度な休息、睡眠を心掛けるようにしましょう。

タバコは老化を加速させます

目の中には多くのビタミンCが含まれていますが、喫煙により体内のビタミンCが破壊されると、目にもよい影響を与えません。若さと健康のために禁煙しましょう。

毎日の食事で白内障予防

年齢による水晶体の曇りは、水晶体に含まれているたんぱく質が酸化によるダメージを受けることが原因とされています。ダメージから目を守るために、食事で摂り入れてほしい成分がビタミンCとルテインです。

●ビタミンC

食事からビタミンCを摂っている人は加齢性白内障になりにくいことが厚生労働省の研究で発表されています。食事から摂取したビタミンCによって、白内障の原因となる酸化ダメージが軽減されてることが明らかになっています。

●ルテイン

ルテインは水晶体や黄斑部に多く含まれるカロテノイドの一種で、優れた抗酸化力をもち、白内障の原因となる酸化ダメージから目を守ることが知られています。しかし、ルテインは体内で作ることができないため、加齢とともに減少してしまい、白内障のリスクが増加するということが、研究によりわかっています。

白内障の予防のため、ルテインとビタミンCを摂るように心掛けましょう。

毎日のセルフチェックで、視力低下を早期発見!

毎日のセルフチェックで、視力低下を早期発見!

●片目ずつ見え方をチェックします。両目で見ていると気づきにくい片側だけの視力低下もわかります。

●壁のカレンダーの数字、ポスターの文字など、毎日同じ時刻に同じものを、左右片目ずつで見ることを習慣にしましょう。

毎日続けることで、急激な視力の低下や、見え方の変化に気づくことができます。
視力低下に気づいたら、すぐに眼科へ行きましょう。白内障は手術で治療ができますが、治療のできない病気もあります。早期発見が何より重要です。

毎日のセルフチェックで、視力低下を早期発見!

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監修 南青山アイクリニック 理事長 戸田郁子先生

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